disturbをCambridge Dictionaryで調べてみると、to interrupt what someone is doingと、かなりあっさりと説明されていました。人の邪魔をするといった意味で使われるdisturbですが、人の気持ちを邪魔する、つまり「不快にさせる」といった意味で使われることもあります。We warn you the images are disturbing. (注意してください。これから流れる映像は衝撃的です) この場合、the images are disturbing you(あなたの邪魔をする)ではなく、the images are disturbing your feelingsといった感じでしょう。

in so many wordsという成句は 「はっきり口に出してあからさまに言う」という意味で使われます。はっきり言うのであれば、短くきっぱり言えばすむと思うけれど、なぜかin so many words, つまり、たくさんの言葉を使って、という言い方をします。これも文化の違いでしょうか。彼らは6語より7語、7語より8語と語が増えればそれだけものごとをはっきりさせることができると考えるようです。日本人の以心伝心とは異なる発想なのかもしれません。ともあれ、このままグローバル化が進めば、in so many wordsでなくては通用しない社会に世界中がなるのでしょう。Dan told me in so many words that I’d get a raw deal. (ダンは私がひどい扱いを受けるとはっきり言った)

今日もoutについて思っていることを述べます。play outは「展開する」といった意味で使われますが、英英を引くとto perform to the endのような説明が載っていました。つまり、このoutはto the end と捉えればよさそうです。One officer records the video as the violence plays out behind him. (警察官の一人が、後ろで暴力行為が行われていたときに、動画を撮影していた) これはロヒンギャに対する残忍行為を伝えるCNNの記事からの抜粋ですが、ロヒンギャの人々への暴力が執拗に行われたことをoutで報じていると言えるでしょう。

He paid ten thousand yen for this power toothbrush.というと「電動歯ブラシに一万円払った」というわけですから、彼は電動歯ブラシを手にいれたことになります。ところが、IKEA paid out $50 million to three families whose children were crushed to death. というと「圧死した子どもたちの3家族に対してイケアは5000万ドルを支払った」というわけですから、イケア側は支払うだけで具体的なものを得ることありません。このように、何か支払っただけのものが手元にある場合にはpayで、一方的に多額のお金を支払うだけ場合にはpay outが使われるような気がします。

「神経が図太い」というときにhave a thick skinという表現を使うことがあります。日本語は「神経」ですが、英語はskinです。この句では、動物をイメージすればいいそうです。動物は噛みつかれても、少々怪我をしても平気なほど丈夫なskinをもっています。そんな動物みたいな分厚い皮膚をしているということから人の批判に鈍感である、といった意味合いが生まれたようです。ともあれ、nerveを使うことはないとのことです。thinとかthickという語とnerveはマッチしないのではないでしょうか。Nothing that you say bothers her. She has a really thick skin. (君が言ったことを彼女は全く気にしていない。彼女は本当に神経がずぶといのだ)(英辞朗)

get it togetherは 「うまくやる」といったような意味で使われます。いわゆる状況のitはここでは、不都合を指すと考えればいいかもしれません。togetherでその不都合をなんとかうまく合わせるといった感じでしょうか。We were planning to a trip to India, but we never got it together. (インド旅行を計画していたけれど、まったくうまくいかなかった) We could not get it together to drive there. (ぼくたちはうまく車でそこへたどり着けなかった) The government can't seem to get it together on the environment.(政府は環境問題に関してはうまくやれないようだ)

admitは中に入れることを許可する場合に使われると考えればいいでしょう。「入場」「入学」「入院」などを許可する場合などはadmitです。これに対してpermitは正式に許可する場合に使われると考えればいいでしょう。The law does not permit the sale of such drugs. (この法律はそのような薬の販売を許可していない) Three hundred students were admitted to the school. (300人の学生が入学を許可された) なお、permitには「許可証」という意味の名詞形もあります。permissionと紛らわしいですが、具体的な「許可証」はpermit (アクセントはperの部分)、「許可」はpermissionになります。Don't enter this building without permission. (許可なくこの建物に入らないでください) Ottawa says it will offer temporary-residency permits to anyone who is stranded by the ban. (カナダ政府によると、同政府はその制限令によって行くあてがなくなったどんな人にも一時滞在許可証を与えるという)(CNN) The Sun representative will explain what building permits you will need to get. (サン社の担当者はどういった建築許可書が必要になるかについて説明いたします)