in the soupという成句は 「窮地に陥って」とか「困って」といった意味。かつてアイルランドを襲ったジュガイモ飢饉(Potato Famine)のときに、困窮者に対してプロテスタントがスープを提供したことに由来しているらしいです。カトリック教徒にとってプロテスタントからスープを無料配給されるのは改宗に通じるということから、in the soupで「どうしようか困って」「窮地に陥って」といったような意味になったとのこと。If you lose your job, you are in the soup. (仕事をなくしたら、困ったことになる) I’m in the soup with my colleague. (同僚とまずいことになった) ここでのwithはget in touch withのwithなどに出てくる「関係」みたいな意味合いで捉えればいいでしょう。

harnessの語源は「よろい兜」だそうです。馬に着せるよろいの意味から馬車の馬具一式の意味に派生したようです。これが動詞になると「馬に馬具をつける」ということから、「自然の力を動力源に利用する」という意味で使われます。馬に馬具をつけて馬車を動かす。そこから、馬を操るように自然の力を利用する、という風に発展したのでしょう。彼らにとって自然はあくまでも利用する対象のようです。それが自然科学を発展させたともいえますが。We are planning to harness the energy of the sun. (太陽エネルギーを利用する計画を立てています) They are looking at a promising prototype that can harness the power of human activity. (彼らが注目している有望な試作品は、人間の活動を動力源として利用するものです) 

identifyは,その人がだれであるか、その物がなんであるかをその特性などを手掛かりにして認識したり明らかにしたりすることをいいます。そこから「同じものであると認める」といった意味にもなります。 Many people identify wealth with success. (富を成功と考える人は多い)(アドヴァンストフェイバリット)再帰代名詞を目的語に取ると気持ちが同じになるというニュアンスになり、情緒的な意味合いが付加されるなるような気がします。You identify yourself with one of the characters. (あなたは自分が登場人物の一人になったような気分になる)(金沢大)このoneselfがとれたものがidentify with ~(~と同一視する)です。Children tend to identify with TV heroes. (子どもたちはテレビのヒーローになりきることがある) ところで「やれうつな / 蠅が手をする脚をする」という一茶の句がありますが、一茶はまさに叩き殺そうとしている蠅とidentifyしているわけです。

in stock は「販売可能な」といった意味合いで使われます。stockの語源は「木の幹」「切り株」だそうです。どっしりしているところから「蓄え」といった意味に発展したのでしょう。in stockで「店で手に入る、店に在庫がある」という意味で使われます。They have plenty of jeans in stock. (彼らは在庫として多くのジーンズを持っている) 在庫がない場合はout of stockになります。このoutはsold out(売り切れ)のoutと考えたらどうでしょうか。I’m sorry we are out of stock now. (すみません。ただいま品切れです)

in stock は「販売可能な」といった意味合いで使われます。stockの語源は「木の幹」「切り株」だそうです。どっしりしているところから「蓄え」といった意味に発展したのでしょう。in stockで「店で手に入る、店に在庫がある」という意味で使われます。They have plenty of jeans in stock. (彼らは在庫として多くのジーンズを持っている) 在庫がない場合はout of stockになります。このoutはsold out(売り切れ)のoutと考えればいいかもしれません。I’m sorry we are out of stock now. (すみません。ただいま品切れです)

gutは「ガッツポーズ」という日本語になっていますが、本来は「腸」とか「胃」などの「内臓」の意味です。それが「勇気」とか「根性」――これがガッツですが――という意味に発展します。おそらく内臓から「根性」が出てくるとでも考えたのでしょう。He has gutsというと「あいつは根性がある」といった感じでしょうか。さらに、gutには「直観」(gut feeling)の意味もあります。Is your gut that Franklin’s bumblebee is still out here somewhere? (あなたの直観は、フランクリン・マルハチバチがまだどこかこの辺りに生息していると告げていますか)(CNN)これは絶滅の危機にあるフランクリン・マルハナバチを探している老学者に関する記事からの抜粋ですが、何かの気配とか予感といったものは、敏感な「腸」でわたしたちは感じとっているのかもしれません。

直訳するとhot-buttonは「熱いボタン」ということですが、熱くて触れられない、ということから「とても重要な」「議論を引き起こす」といった意味合いで使われるそうです。Religion is a hot-button political issue in Turkey. (トルコにおいて、宗教は物議を醸す政治問題です) There are many hot-button issues in the race for U.S. president. (アメリカ大統領選では、激しい論議を巻き起こすような問題が多数あります)