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lose one's way (道に迷う)はdo one's bestなどと同じように、所有格をつけて動作主を示します。自分だけに関わる道、自分が戻らなければならない道だからone's wayになるわけで、他人に代わってもらうわけにはいかないのです。そのような自分の道を失うということから「道に迷う」といった意味になります。I lost my way in that city and did not return to my hotel until after nine o'clock. (私はその町で道に迷い、9時過ぎまでホテルに戻れなかった)(東京女子大)この文のようにある目的地へ行こうとして道に迷うのがlose one's wayと考えればいいと思います。一方、似たような意味で使われるget [be] lostは自分がどこにいるのかわからないといった場合に用いられます。We got lost on the mountain. (山で道に迷った)The ship was lost in the hurricane. (船は暴風で沈没した) このように、どちらかといえばget [be] lost の方が深刻な状況で用いられるようです。そのため「道に迷う」だけでなく「途方に暮れる」とか「行方不明になる」などの意味にも発展します。 Thousands of soldiers were lost in the battle.(何千人もの兵士が戦闘で命を落とした)(英語基本動詞辞典)ここでのwerre lostはlose one’s lifeの受け身形と捉えてもいいでしょうが、were killedの婉曲表現とも考えられます。この国では、高貴なお人が死ぬのを「お隠れになる」といったそうですが、それを「自分がどこにいるのか気づかせない」「自分の存在を気づかせない」と捉えればlose one's lifeに近い感じがします。もっとも、今もどこかに隠れて生きていてほしいものだという願望なり祈りなりを込めて「お隠れになる」といったのかもしれませんが……。
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looks は「美貌」「容貌」と訳されますが、顔だけでなく身につけているネクタイの趣味とか、装身具とか、そんなものまで含めるので複数形で使われると言ったALTがいました。容貌というと顔だけと考えがちですが、looksは顔だけではないようです。ちなみに、Cambridgeにはa person's appearance, especially how attractive they are:と載っていました。この語は、単独ではなく、所有格と一緒に使われるのが特徴的です。His looks drew as much attention as his acting. (彼の美貌は演技に劣らず人を引きつけた)
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スパークという日本語は放電などで火花が散るといったときに使われますが、英語のsparkは「引き起こす」「引き金になる」などの意味で使われることがあります。火花を起こす、ということから「事件などを引き起こす」といった意味に発展したのでしょう。「sparkはtroubleやviolenceなど、あまりよくないことを引き起こすときにしか使えない」としている参考書がありましたが、そんなことはないようです。火花は色があり、輝きがあり、勢いがあります。そんなニュアンスが動詞のsparkにも反映されているように思えるからです。His speech sparked us into action. (彼の話に刺激されて私たちは行動を起こした)(レクシス) Bad calls by the referees have sparked arguments. (レフリーのジャッジミスが口論の引き金になった) That simple peaceful act of defiance sparked a bus boycott that was championed by a young reverend by the name of Martin Luther King Jr. (この何気ない非暴力的な抵抗が、バスボイコット運動を誘発し、マーティン・ルーサー・キングJrという名の若い牧師によって支持された) News that he could soon be a Red Sox player has sparked a great deal of excitement in Boston. (彼がまもなくレッドソックスの選手になるかもしれないというニュースは、ボストンでものすごい興奮を呼び起こしています) これはずいぶん昔の松坂投手についてのCNNのニュースですが、これなどはtroubleやviolenceとはまったく無縁です。
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take to the streets を直訳すれば、「(人)を通りに連れて行く」となりますが、抗議デモをするために街頭へくり出す、といった意味で使われることが多い気がします。streetsと複数形になるのは、大勢の人間が通りを埋めつくすので広がりを表す複数形かもしれません。あるいはいくつもの通りをデモ行進では歩くので複数形になっていると考えてもいいでしょう。They took to the streets for demonstration. (示威行動として彼らは街頭へくり出した) Citizens have taken to the streets for a second straight day in South Korea. (韓国では、市民が二日続けてデモに繰り出している) なお、 デモのような大勢の人間ではなく、一人の人間が街へくり出す場合にも使われます。He takes to the Paris’s streets on two wheels. (彼は自転車でパリの街頭へ繰り出す)
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whipは鞭打つという意味ですが、それがoutを伴ってwhip outとなると、素早く取り出す、といった意味で使われます。鞭のように素早く動かすこととからそのような意味で使われるようになったとのこと。ポケットなどの中からさっと取り出す感じなんだそうです。He whipped out a cell phone. (彼は携帯電話をさっと取りだした) He whipped out a gun. (彼は銃をさっと抜いた) Thanks to GPS, instead of asking directions, you can just whip out your smartphone and instantly check your location. (GPSのおかげで道を尋ねなくても、ただスマートフォンを取り出して、即座に自分の居場所を確認できる)(CNN)
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「いいな!ついてるな」「それはラッキーだね」というような場合、Lucky you!といったり、Lucky for youと言ったりします。Lucky youについては、You are lucky! が短くなったものと説明してある辞書がありますが、You are luckyを短くすれば、You luckyとなりそうです。そこで、Lucky you!となるのは、How lucky you are! が短くなったと考えた方がわかりやすい気がします。”I just got FIFA World Cup tickets!" “Lucky you!” なお、Lucky for youはThat’s lucky for youが短くなったものと考えればよさそうです。
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loosen upには 「くつろぐ」「楽にする」という意味があります。肩の力を抜いて緊張をほぐすような感じをイメージすればいいかもしれません。なぜupを使うのかと訊ねたところ、女性のALTは、よく分からないけれど、と前置きして、くつろげるレベルまで、つまり、リラックスできるレベルまで上がってと考えるからかもしれません、ということでした。さて、どうでしょうか。Loosen up, or you’ll be knocked down by work-related stress. (気楽にかまえなければ、仕事上のストレスに負けてしまいますよ)(ビジネス英語表現より) He is trying to get us to loosen up. (彼は私たちの気持ちをほぐそうとしている) なお、老婆心ながら、使役のgetはto 不定詞をとります。