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gratuityはもっぱら「チップ」の意味で使われますが、その形容詞のgratuitousは「無料の」という意味のほかに「いわれのない」という意味もあります。gratuitous concertというと高校生のブラスバンドなどが無料で演奏するコンサートなんかがそうですが、gratuitous insultとなると「いわれのない屈辱」gratuitous violenceとなると「いわれなき暴力」といった意味になります。なぜこんなに意味が離れてしまうのか、いったいこの二つの意味はどこで繋がっているのか気になります。そこでMerriam- Websterを調べてみると、見返りがないならば人は何もしないものだという考えから「いわれのない」「関係のない」という風に発展したのではないだろうか、と説明してありました。ともあれ、「チップ」は期待した以上であれば、うれしいけれど、期待した額より少なかったりすると、まさに「いわれのない」憤慨を覚えてしまうものなのでしょうか。期待する方に問題があるのか、期待させる方に罪があるのか。「チップ」社会とは異なる文化の中で暮らす私たちには理解しがたいところがあります。