This city's population continued to grow, and finally as of June 1, reached 200,000.(この市の人口は増え続け、ついに6月1日現在で20万人に達した)という文がかつてある私立大学の入試問題に出たことがありますが、ここに登場するas ofは「現在で」といった意味で使われます。6月1日と月日が特定されていますから、前置詞がonになってas on June 1ならば幾分すっきりしますが、なぜかofになります。onがofに変わったんだろうと考えても面白いと思いますが、厄介なのは、as of next summerのような言い方もあって、必ずしも特定の日だけがas of の後に続くわけではないという点です。そのことでALTに訊ねてみますと、fromという答えが返ってきました。どうやら、このofはHe comes of a wealthy family.に出てくるof、つまりfromと近い、「出所」とか「起源」なんかを言う場合のofのようです。またasはas long asとかas far as などに見られるasと同じで「何かを制限したり、限定したりする」ときに出てくるasのようにも見えてきます。「来年の夏で、わが社はアイスクリームを丸10年作り続けていることになる」というのであれば、As of next summer, our company will have been producing the ice cream for ten years.とでもいえばいいでしょう。