alternativeはオールタナティブと日本語でも使われるようになってきました。「代替の」とか「代わりの」といった意味が辞書に載っていますが、いささかわかりにくい単語です。たとえば、Instead of booking a hotel room, you should  consider another alternative. (ホテルの部屋を予約する代わりに、別の方法を検討したほうがよい) という文を考えてみると、おそらく聞き手のYouは普段ホテルを利用していたが、何かの都合でそれができなくなった。そこでそれに代わるもの、たとえば旅館とか民宿とかを検討したほうがいいとその人にアドバイスをしているのでしょう。このように考えるとalternativeは「いつもとは違う」を補って考えると分かりやすいような気がします。たとえば、いつも通学のときに通る道があるとします。ところが工事か何かでその道が通れなくなったとき、その道とは別の道を通って学校へいくことになる。そのような場合がalternativeの感じではないでしょうか。We can surely find an alternative to violence. (暴力とは違うやり方を見出すことができる)この文の場合もいつも暴力で紛争なりを解決しようとしていたけれど、そういう手段とは違う別の解決策があるだろう、というわけです。ちなみに、alternativeに伴う前置詞はtoですが、 この前置詞toはcompared toのtoのような気がします。