get across ~/ get ~ across (~を分からせる)のgetはDon’t get me wrong.のgetでしょう。「捕まえにくいもの」を「捕まえる」のがgetですが、そこから「理解しにくいもの」を「理解する」といった意味にも発展します。このgetには「理解させる」という使役の意味合いがあるそうです。acrossは自分の考えと相手の考えを行き来させるといったイメージで捉えたらどうでしょう。そこから相手に自分の考えを理解させる、あるいは説明するといった意味になると考えれば理解しやすい気がします。Our teacher is not very good at getting his ideas across. (私たちの先生は自分の考えを人にわからせるのがとてもうまいというわけではない)(青学)get across his ideasといってもかまわないそうですが、「わからせる」という他動詞的な意味なのでこの文にあるようにget の後に目的語をもってきて、 acrossを離すのが普通とのこと。なお、具体的な人に分からせる場合にはtoを伴います。I was not able to get my point across to him. (自分の論点を彼に分からせることができなかった)=I was not able to make him understand my point. と書き換えることができます。I was trying to get that across to the audience. (私はそれを観客に伝えようとした)「わかってもらえる」という自動詞的な意味合いが強い場合はget acrossで用いればいいでしょう。My sarcasm didn't get across to her. (僕の皮肉が彼女には分からなかった)(フェイバリット英和)彼女の方に渡らなかったというわけです。toは到着でしょう。