gutは「ガッツポーズ」という日本語になっていますが、本来は「腸」とか「胃」などの「内臓」の意味です。それが「勇気」とか「根性」――これがガッツですが――という意味に発展します。おそらく内臓から「根性」が出てくるとでも考えたのでしょう。He has gutsというと「あいつは根性がある」といった感じでしょうか。さらに、gutには「直観」(gut feeling)の意味もあります。Is your gut that Franklin’s bumblebee is still out here somewhere? (あなたの直観は、フランクリン・マルハチバチがまだどこかこの辺りに生息していると告げていますか)(CNN)これは絶滅の危機にあるフランクリン・マルハナバチを探している老学者に関する記事からの抜粋ですが、何かの気配とか予感といったものは、敏感な「腸」でわたしたちは感じとっているのかもしれません。