Finals start next week. I've got to start hitting the books tonight. (期末試験は来週からだ。今夜からうんと勉強しなきゃ)というのがhit the booksの例文として『アメリカ口語辞典』に載っています。hit the booksは簡単にいえばstudy hardということですが、hitは「打つ」という意味からか、何となく激しさとか勢いのようなものを感じます。典型的なのがhit the roof (癇癪をおこす)でしょう。怒りが屋根を叩くというのですから、激しいですが、「怒髪天を衝く」などに比べると、どことなくユーモラスです。さて、hit the booksと複数形になるのは何冊も本を読んで勉強するからだと説明してくれたALTがいましたが、おそらくそういうイメージなのでしょう。本の表紙をhitして、つまり叩いて、よしこれは読んだ、次はあの本に取りかかろう、といったイメージで捉えても面白いんじゃないかなと個人的には思ったりしていますが。