take up~は「仕事・趣味などをはじめる」といった意味で使われたりします。upはいわゆる前置詞的副詞といわれるものですが、後に~ingが来れば前置詞と捉えればいいというわけです。もっとも、turn upやshow upなどの「出現」のupと考えて何かが始まることを示すと捉えてもいいかもしれませんが……。takeはここでは「時間を取る」という意味。It takes 人+時間 to do ...などに出てくるtakeです。そこから、take upで趣味としての時間を取る。つまり「趣味などをはじめる」とい意味で用いられます。take up walkingは趣味として散歩をすること。I've just taken up yoga. (ぼくはヨガをはじめたばかりです)また、中断していたものをはじめる意味でも用いられます。The teacher took up the lesson where she had left off the week before. (先生は前の週の続きからレッスンをはじめた) さらに「時間をとる」から「場所をとる」というふうにも発展します。 「花見の場所にしては取り過ぎじゃないか」と言いたければ、You are taking up too much room for a cherry blossom viewing party. と言えばよさそうです。 My father has taken up growing roses recently.(父は最近バラを育て始めた)(青学)ちなみに人間やものを育てるのはgrowですが、なぜか「人が育つ」「成長する」という場合には、grow upとupが付きます。