ignorantは「無知な」と訳されたりするので、誤解を招きかねない語だと思います。無知蒙昧などと蔑んだりするので、ignorantにもそのようなニュアンスがあるのではないかと捉えがちだからです。ignorantは世間一般に知られていることを知らない、あるいは当然知っておくべきことを知らないといったニュアンスで捉えたほうがいいのではないかと思います。be ignorant of~という成句で使われたりしますが、この場合、前置詞ofはbe short ofなどの「欠けている」ときに出てくるofでしょう。It is strange that a college student should be ignorant of the fact. (大学生ともあろうものがその事実を知らないなんておかしい) この文のshouldはいわゆる「判断のshould」です。We are often surprised to find out how ignorant we are of our own country when (we are) asked about it by foreigners. (私たちは、外国人に日本のことについて聞かれて、自分がいかに自国のことを知らないかに驚くことがよくある)(東京薬科大)