minutesは「分」とか「瞬間」とか時をあらわす語ですが、他に「議事録」という意味を持っています。会議の最後の数分で忙しく記録することからminutesが使われるようになったそうですが……。そういうわけか、発音も「分」と同じ[mínɪt] で「細かい」などの意味をあらわす形容詞の[mainjúːt]ではありません。I’ll take the minutes for the meeting. (私が議事録を作ります) この意味ではminutesと複数形になります。一項目では終わらないからでしょう。さらに、the minutesと定冠詞が付きます。発言者と聞き手がともに分かっていなければならないからです。Can I see the minutes from the meeting? (議事録を見ていいですか) 議事録で大事なことは誰がこの発言をしたのか、ということをきちんと書くということです。さらに、そんなこと言った覚えがないなどといったりする横柄な上司もいますから、会議の終りに議事録を朗読することは大事なことだと思っています。ずいぶん昔に勤務していた埼玉県立大宮高等学校では、職員会議の最後に記録係が作成した議事録を読んで内容を確認していましたが、今日でもそれは続いているでしょうか。それは、とても大切なことだと思います。さらに、There are pros and cons (賛否両論あるでしょうが), 職員会議の議事録は原則公開にすべきだと思っていますが、どう思われますか。