delivery deadlineは「納期」の意味で使われています。商品を納めるわけですから、sending deadline としてもいいのではないか。どうしてdelivery (配達)なのかと訊ねたところ、sendは手紙とか小さなものを送る、deliverは大きなものを送るからだろう、とALTは答えてくれましたが、どうもすっきりしなかったので、Cambridgeをみてみるとto take goods, letters, or packages to people’s houses or places of workとありました。家まであるいは職場までもっていくのがdeliverのニュアンスだとわかります。つまり納めるべき商品が相手に届く、あるいは相手に届けるというのがdeliverの原義。sendにはそのような最後まで責任を持つといったニュアンスがないのでsending deadlineという言い方はしない、というかそんな言い方では消費者や取引相手は不安になってしまうでしょう。きちんと商品を管理して最後まで責任をもって届けてもらわないと信用は得られない。信用が得られなければ商売はできない、ということでしょう。I’m aware of your delivery deadline, but I won’t send our drivers out in this storm. (納期についてはわかっていますが、この嵐のなかでは、弊社の運転手たちを派遣できません) 先日の台風のとき、同じピザのチェーン店でありながら、なにが何でもピザを届けよと、配達を命じた店長もいれば、社員の身の安全が第一だからという理由で配達を取りやめた店長もいました。humanとinhumanは隣り合わせです。