The drama was nothing to write home about. は「その劇はたいしたことなかったよ」といった意味になります。 aboutが後ろに残る(文法では後置前置詞と言ったりします)のが特徴的です。もちろんabout the dramaとaboutは主語(ここではThe drama)に戻ってかかるのでaboutが後ろにぽつんと残ってしまうのです。このnothing to write home aboutは「とりたてて言うほどではない」「自慢することではない」といった感じですが、直訳すると「故郷に手紙で知らせるほどのことではない」というわけで、発想がほのぼのしているせいか、個人的には好きな表現のひとつです。故郷にいる両親や友達やあるいは恋人にわざわざ知らせたくなるほどのことではないよ、ということから「たいしたことじゃないよ」という意味に発展して使われるようになったのでしょう。”How was your job interview?” “It was nothing to write home about.” (「面接はどうだった」「たいしたことなかったよ」)