nit-picking 「つまらないことにこだわる」といった感じでしょう。人の頭からシラミの卵を取る (pick nits)からできた合成語だと思います。シラミの卵はとても小さく髪の毛に強くくっ付いているので、nitpickingをする時には髪の毛を一本一本見て、爪で卵を取らなければなりません。そういうことから、nitpickingには細心の注意が必要なので、人の態度や行動などに対して細かい問題点を探し出し、それを批判するといった意味に発展したのでしょう。「重箱の隅をつつく」とか「あら捜しをする」という日本語がありますが、それに似ている気がします。シラミの卵を一つ一つ摘み出すという意味から、全体を見ずに、ある一部だけに注意を払う、といったニュアンスがあるそうです。たとえば、生徒の作文とか答案とかを添削するときに、90%はできているにもかかわらず、こまかい点に目が行ってしまうのがそうだ、とあるALTは説明していました。find fault withなんかよりも強い言い方と捉えてもよさそうです。なお、Stop nitpicking.のように動詞の場合はハイフォンはつけないようです。If you spent less time nitpicking, you'd get more work done. (もしもつまらないことにこだわる時間を少なくすれば、もっと仕事ができるのに) My mum nitpicks pretty much everything I do — from how I clean the dishes to how I sweep the floor. (皿の洗い方から床の拭き方まで、母は僕がすることをほとんど全部批判する)