on- the- job training は「オンザジョブ・トレーニング、実地訓練、研修」などと訳されていますが、個人的には「研修」という訳語が最も馴染みやすい。前置詞のonはなんとなく「がんばる」とか「しがみつく」という意味のhold onのonの感じがします。どうでしょうか。depend onのonと取るのも面白いとは思いますが……。trainingの代わりにpracticingは使わないのかと訊ねたら、そうは言わないとのこと。practiceは医者や弁護士などが開業するときにも使われますから、どこかしらプロフェッショナルな訓練のニュアンスがあるのような気がします。そのため新米の訓練という意味には使われないのかもしれません。たとえば、ある医者がon-the-job trainingをしていたのでは、不安になって、おそらく誰もその医者に手術を任せたりはしないのではないかと思うのです。We help employees to develop their skills by offering on-the-job training. (社員の能力を開発する方策として、日々の業務を通じて行う職場内 教育があります)