one-size-fits-allという成句は、どんなサイズのひとにも合うといった意味から生まれた言い方だそうで、もともとは服のサイズのことだったようです。日本語で言えば、「フリーサイズの」といった感じでしょう。「フリーサイズ」はどんな体型の人にも合う、ということですから。さて、ひとつのサイズがすべてに当てはまるということからone-size-fits-allは「画一的な」という意味にも発展します。その意味合いの場合は、ネガティブなイメージが強いようです。誰にでも合うということは、裏を返せば一人一人の誰それにはピッタリとは合わないということですから。このあたりにもpersonとindividualの視点の違いが出ていて、面白いと思います。つまり全体に重点をおくindividualよりも、一人ひとりに重点を置くpersonを彼らは重視するからネガテティブなニュアンスになるのでしょう。だぶん。This program is not a “one-size-fits-all” business language course. (このプログラムは画一的なビジネスに使う外国語講座ではありません)