He owes five hundred dollars to me.= He owes me five hundred dollars.(彼は私に500ドルの借りがある)のように「お金を借りている。支払いの義務がある」という場合にはowe A(お金) to B(人) = owe B Aとなります。しかし、A(現在の結果)を B(過去の原因)に負っているというような場合にはowe BAとはなりません。I owe my success to your help. (私の成功[現在の結果]はあなたの援助[過去の原因]のおかげです)これをI owe your help my success.とは言わないようです。このような場合にはowe A to Bの形になります。「あなたの援助のおかげだ」と相手を前にしていきなり切り出すと厚かましく響くからかもしれません。個人的にはthanks toのtoの感じがしますが。I owe it to my uncle that I succeeded in my business. (私が商売に成功したのは叔父のおかげです)(西南学院)この場合、itは言うまでもなく仮目的語です。ちなみに、「~の原因で」というときにowing to ~ という言い方が使われたりしますが、owingは元々oweから出来た言葉ですから、owe A(現在の結果) to B(過去の原因)からAがとれてowe to Bになったと考えればいいでしょう。口語ではbecause of を用いることが多いようです。I missed the train owing to the accident. (その事故のために私は列車に乗りそこねた)(東北大)