meet one’s endは「死ぬ」とか「最後を遂げる」とか「果てる」といった意味ですが、Collinsには、If someone meets their death or meets their end, they die, especially in a violent or suspicious way. とあって、No one knows exactly how or where he met his end.(誰も彼がどこでどんな風に死んだのか正確には知らない)といったsuspiciousな例文が載っています。ほかの英英を引いてみると、Please stop speeding, I don't want to meet my end today.(スピードを出さないで。今日死にたくないから)というのがありました。これなどはviolentな場合の例でしょう。直訳すれば、「自分の最後に出会う」となりますが、meetは「衝突する」といった意味もありますから、violentなニュアンスがあるのかもしれません。だからといって突然死ぬといったニュアンスはないようです。あくまでも、死に向かって行く、近づいて行く、そしてついに死と出会うといったニュアンスではないでしょうか。Collinsはひとに関してのみ使われるような説明になっていますが、物事にも用いられます。China’s out-of-control space lab has met its fiery end. (中国の制御不能になっていた宇宙実験船は、燃えて最後を迎えました)(CNN) これも、地球に突入して燃え尽きるわけですから、violentな死と言えなくはないでしょう。