play God 「神のように振る舞う」「神様きどりで振る舞う」と英和にはありますが、Cambridgeにはto act as if you are in total control of somethingとあって、必ずしも「神」のようにとはなっていません。キリスト教の神というよりも、どちらかと言えば、人間を超越した存在。自然界を自在に操る力、といった感じでGodが使われているようです。特に科学とかテクノロジーを指すことが多くなっている気がします。ここでのplayは単に「遊ぶ」という意味ではなく、play doctor (お医者さんごっこをする=play the role of doctor and patient)などに出てくるplayで「真似をして遊ぶ」といった意味でしょう。遺伝子操作がなどが引き起こす倫理的問題などでしばしば登場するplay Godもplay the role of Godが短くなったと考えればいいのではないでしょうか。Religious groups are enraged at the doctors’ attempts to play God. (宗教団体は神のように振る舞おうとする医者たちに激怒した) 日本には八百万の神が守ってくれているという信仰がありますから、play godsと複数にしてもいいのか、と訊ねたところ、知り合いのALTは笑っていましたが、どうでしょうか。