I was introduced to the new boss yesterday. I can’t say I took to him. (昨日新しい上司を紹介されたよ。好きになったとは言えないけどね) (青学)というのが入試問題にありました。take toを問う問題でしたが、ここでのtake to ~ は「~が気にいる」というときのくだけた表現で、目上の人や上司には使わないほうがよさそうです。この句はいろいろなニュアンスを含むので使いずらいですが、曖昧に思うとき、不確かに思うときに用いられることが多いような気がします。I'm not sure if George will take to this idea.(ジョージがこの考えを気にいるかどうか確かではない)(聖心女子)またtakeの原義は「物に手を置く」ということで、そこから悪い習慣に手を置く、つまり「手を出す」とか「悪い習慣などにふける」といった意味でも使われます。その方向へ向うというのでtoなのでしょう。 After his father's death, John took to spending his time in bars.(父親が亡くなって、ジョンは居酒屋に入り浸るようになった)(立教)このような意味では、take toの後には動名詞が来るようです。何かを繰り返し行う場合に動名詞が使われますが、この場合もそんな風に考えればいいでしょう。酒浸りになるとは、繰り返し酒を飲むわけですから。He took to drinking after he was dumped by her (彼は彼女にふられてから酒にふけるようになった)