slim 「ほっそりとした」とか「きゃしゃな」といった訳語が載っています。「スリム」という日本語にもなっている語ですが、個人的にはほとんど使ったことがありません。どんな体つきなのか知り合いのALTに訊ねたところ、たいていの日本人、特に若い女性はほとんどがslimだとのこと。ほんとうかな? ともあれ私たちが考えているほど、ほっそりとした体型というわけでもないようです。I’m going on a diet to get slim. (スリムになるためにダイエットを始めるつもりだ)(レクシス) なお、slim downとなると動詞として働き、「やせる」(lose weight)という意味で使われます。この場合、downはslow down (スピードを落とす)のdownと同じと考えればいいでしょう。体重が落ちるわけですから。Many overweight kids in this school are slimming down. (この学校の多くの肥満児たちが徐々に体重を減らしてきています) slimはどちらかといえばポジティブなニュアンスを伴います。気をつかなければならないのは、skinnyでしょうか。こちらはややネガティブな感情を伴います。skin(皮)の意味からわかるように、肉や脂肪がないこと、皮(と骨)だけになっていることを意味するからです。ついでながら、体型については本人を前にして言うのは非常に失礼になります。自分で自分のことをfatとかskinnyというのは問題ないですが、太ったひとや痩せぎすのひとに向ってfatとかskinnyと言ったりすると、場合によっては人権問題になりかねません。