plowは「畑を耕す」とか「掘り起こす」とか、あるいは「除雪をする」といった意味で使われますが、前置詞intoを伴ってplow intoとなると「衝突する」という意味になります。英英には、To crash into something with great force.とありました。畑を耕すのは土の下に鋤をもぐりこませます。同じように衝突する場合も前にある障害物にもぐりこむのでintoなのでしょうか。The truck plowed into a parked car. (そのトラックは駐車している車にぶつかった)  Prosecutors say the man who plowed into that limo was flat-out drunk. (検察側によると、リムジンに突っ込んだ男性は泥酔していたということです) ところで、この句はもうひとつの意味――「真剣に取り組む」「元気よく取り組む」といったニュアンスの意味を持っています。He has been plowing into his homework.というと「彼はずっと真剣に宿題に取り組んでいる」といった感じでしょう。核分裂を例に出すまでもなく、物と物がwith great forceで衝突すると物凄いエネルギーが放出されます。何かに取り組むという場合も内側からエネルギーが放出されていると考えれば「衝突する」と「取り組む」という二つの意味が繋がっていく気がします。