stomach には内臓の「胃」という名詞の他に「食べても大丈夫だ」という動詞があります。通常否定形で用いられ、それを飲んだり、食べたりしたら気持ち悪くなるという意味で使われます。「胃が受けつけない」という言い方を私たちもしますが、日本語の場合もネガティブな言い方しかしません。実に不思議です。I can't stomach seafood. (シーフードが食べられない)(レクシス) 気持ちが悪くなるときにまず胃にくることからこのような意味で使われるようになったのではないでしょうか。ストレスがたまると胃が痛むものですが、stomachもメンタルな意味合いで使われることがあります。しかしそのときにはなぜかネガティブではなくポジティブになるのが不思議です。つまり「やる気」とか「気力」の意味になるのです。He didn’t have the stomach for a fight. (彼はけんかをする気はなかった) この意味のときも、通常否定文で使われることが多いそうです。