featには「手柄、偉業、妙技、早わざ、芸当」など多くの意味があって、なかなかとらえどころのない語のひとつです。Cambridgeにはsomething difficult needing a lot of skill, strength, courage, etc. to achieve itとあります。「偉業」というと、たとえば世界記録を出したとか、何かすごいことを成し遂げたような感想を抱きがちですが、英英の説明にはそんな大それたニュアンスはありません。簡単にいえば、勇気ある功績、といった感じでしょうか。たとえばレベッカ・グレゴリーさん(テロで片足を失った女性ランナー)はボストンマラソンを義足をはめて完走しましたが、あれこそfeatの典型だと個人的にはイメージしています。偉大な行いをしたとか、新記録を出したとかいうよりも、何かにチャレンジしたことにfeatは使われる気がします。Getting the house painted was quite a feat. これはCambridgeに記載されている例文ですが、家にペンキを塗るのもfeatなのです。この例文からも、なんとなくとっつきにくいfeatですが、意外と身近なことに使える語だということがわかります。