introduce A to B/ introduce A into B 「AをBに紹介する」  何か新しいものを見せるのがintroduceのニュアンス。I introduced her to my parents.(私は彼女を両親に紹介した)I introduced my husband to my boss.(私はボスに夫を紹介した)このように、はじめて人を紹介する場合はintroduce A to Bとなります。ところが、 My friend introduced me to jazz.(友達がジャズを紹介してくれた)のようにものを紹介する場合にもこのパターンが使われます。が、そのような場合、前置詞intoを伴うこともあります。「人に新しい人・物を紹介する」というのがintroduceの原義ですが、紹介された物が広く行き渡るようなニュアンスを持つ場合にintoになるような気がします。そしてその場合、誰が紹介したのか不明な場合、あるいはわざわざ言わなくても誰かわかっているような場合、その人物を主語にせず、受動態になることが多いようです。A lot of Chinese culture was introduced into Japan during the Nara period. (奈良時代には多くの中国文化が日本に取り入れられた)(フェイバリット)Islamic studies are introduced into elementary school curricula.(イスラム教の教えが小学校のカリキュラムに導入されている)(The Japan Times)  Guns were introduced into [to] Japan by the Portuguese.(鉄砲はポルトガル人によって日本に伝えられた)ちなみに1543年、日本にいわゆる種子島を伝えたのはポルトガル人のフランシスコとダ・モッタさんだそうです。9世紀に中国で発明された火薬が巡り巡って鉄砲の発射薬として16世紀にヨーロッパから日本にもたらされたというわけです。中国人はせっかく発明した火薬を数百年もの間、いったい何に使おうとしたのでしょうか。不思議です。