add insult to injuryを直訳すると「傷に侮辱を加える」となりますが、転じて「悪い状況をさらに悪化させる」といった感じで使われます。日本語でも「泣きっ面に蜂」――泣きはらしてむくんだ顔がさらに蜂に刺されて腫れあがるということから不幸が重なるといった意味で使われるようになった――という表現がありますが、それに似ている気がします。I was stuck in the heavy traffic in this morning, and to add insult to injury, I got a flat tire.(朝渋滞に巻き込まれて、それに泣きっ面に蜂なのが、パンクもしちゃったんだよ) この文で使われているようにto add insult to injuryという、いわゆる独立不定詞の形で使われるのが普通のようです。なお、insult, injuryと[i]の音をそろえているので「泣きっ面に蜂」よりも「ふんだり蹴ったり」のほうが訳語としてはいいかもしれません。To add insult to injury, the price of vegetables has been going up since last week. (追い打ちを掛けるように、先週あたりから、野菜の値段がずっとあがりっぱなしだ)