in the same vein :「同じようなやり方[調子・感じ]で」英英にはin the same style of speaking or writingとありますから、話し方とか書き方などが同じ様子だといった場合に使われることが多いと考えればいいでしょう。veinは「血管」という意味ですが、感情も流れるものということから、「気持ち」とか「気分」とか「雰囲気」のニュアンスを含むようになり、さらにそれが「話し方」や「言葉づかい」などの意味に発展していったのかもしれません。いずれにせよ、veinという語が強烈な印象を与えます。 He spoke to the professor in the same vein even after he argued with him over the problem.(その問題に関して口論をした後でも、彼は今までと同じ調子で教授に話しかけた)アメリカ留学中にこういう光景をよく目にして文化の違いを実感させられたものです。意見の相違があるのはあたりまえだ、という社会はやはり成熟した社会だと思います。一方、意見の対立が感情の対立を生むという社会はいつまでたっても未熟なままではないでしょうか。