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get off は乗り物からおりる意味でもっとも普通に使われます。We got off the train.(電車から降りた)面倒ですが、この場合offは副詞ではなく前置詞なのでget the train offとはなりません。目的語が代名詞であってもget off itとなり、動詞とサンドイッチにしてget it offとすると別の意味になります。さて、乗り物を降りることから「話題から降りる」という意味でも用いられます。 Let's get off this subject. (この話題はよそう)この場合、get off=changeあるいはstop といった感じで、話題を変えるとかその話はやめようというような場合に用いられるそうです。しかし、だからといって黙りこくってしまうわけではなく、次の話題に移るのが普通だとのこと。乗り物を降りる場合も、たとえば電車で降りた駅に住み込む人はまずいないわけで、また別の電車に乗るとか、バスに乗るとか、あるいは歩いて行くとか、ともかくある行動が降りた後に続くはずです。そんなニュアンスでget off を捉えればいいのではないかと思います。I will get off work early today.(今日は早めに仕事を終わろう)今日の仕事は終わりであっても、明日もありますからget offなのでしょう。What time do you get off work? (仕事は何時に終わりますか?)

had toは単純にhave toの過去と捉えるよりも、周囲の状況からして、「そうせざるを得なかった」といったような、二者択一的な状況に置かれた場合を表すときに使われるような気がします。Their parents had to make the tough decision: surgery or leave them this way. (手術するか、結合したままにしておくか、両親は厳しい決断を迫られた) これは頭部が結合した状態で生まれた統合双生児の赤ちゃんをもった両親についての記事ですが、赤ちゃんの頭を切り離す手術をするか、それともこのままの状態にしておくか、という厳しい選択を迫られたというわけです。

He is responsible for the car accident.というと「彼はその自動車事故に責任がある」といった意味ですが、 The Black Death was responsible for the deaths of more than 100 million people worldwide. となると、「黒死病は、世界中で一億人以上の人を死に至らしめた」といった意味になります。be responsible for には「~に責任がある」という訳語をあてたりしますが、物事が主語になった場合には工夫がいると思います。「責任」という日本語は通常人にしか使われないからです。be responsible forは、ある事件なりを引き起こしたのはあなたである、平たく言えば「張本人はお前だ」といった感じで捉えたらどうでしょうか。一億人以上もの人の命を奪った張本人は黒死病だった、といった感じです。

citizenは「市民」と訳されていますが、「都市に住む住人」といった単純な意味ではありませんから、日本語になりづらい語の一つだと思います。英英を引くと、a person who is a member of a particular country and who has rights because of being born there or because of being given rights(Cambridge Dictionary) とあります。つまり市民でも国民でも市町村民でもいいですが、その国にうまれて、権利が与えられている人をcitizenと定義していることがわかります。経済的にも政治的にも権利が等しく与えられている人だと捉えればいいでしょう。外国人に参政権を認めるべきかどうかで議論なることがありますが、参政権が与えられていない人は外国人であろうとなかろうとcitizenではないわけです。普通のALTについて言えば、彼らは日本で暮らしていますが、citizenではありません。 She was a Japanese citizen but lived most of her life abroad. (彼女は日本国民だったけれど、生涯のほとんどを海外で暮らした)

She gave birth to her first child.は「彼女は第一子を産んだ」という意味ですが、 giveが授与動詞だからといって、これを間接目的語(人)+直接目的語(物)にして、She gave her first child birthとは言えません。赤ちゃんに誕生という命を与えるという文章になってしまうからだそうです。それは神の領域であって、人間にはそのようなまねはできないということでしょう。したがってこの意味では、give birth to ~ でひとまとまりのセットフレイズとして用いられます。giveに代表される授与動詞はすべて 人+物を物+to/for+人に書き換えられると機械的に考えない方がいいと思います。

keep in mindは 「心に留めておく」、come to mindは「思い浮かべる」といった意味ですが、いずれも所有格を付けてkeep in your mindとかcome to your mindのような言い方はしないそうです。一般的なことについて述べる言い方なので、所有格が付かないのだろうと思われます。強いて補えば、keep in (people’s) mind, come to (people’s) mindでしょうか。Keep in mind insulting the Turkish president is a crime. (トルコ大統領を侮辱することは犯罪になるということを忘れないで)(CNN) この文で言えば、トルコ大統領を侮辱すると罪になるということを誰もが心に留めておかなければならないというわけです。ちなみに、keep ~ in heartとは言いません。heartは「感情面」に焦点があるからでしょう。一方、mindは脳の働く場所です。記憶を司るのは脳だからmind =brain(頭脳)と捉えてもあながち的はずれではないと思います。日本人は「心に留める」といいますが、彼らは「脳の中に留めておく」というわけです。我々日本人には生々しく響きますが、こういう生々しいところに英語の正直さを感じます。You should keep in mind how dangerous it can be. (それがどんなに危険であるかを心に留めておくべきだ)この文でもそうですが、keep in mindは重要なことなので覚えておくようにと、警告する場合にたいてい用いられます。

get around to ~という句は「~する時間や機会を見つける」「ようやく~する」といった感じですが、ここでのgetは「捕まえにくいものを捕まえる」といった意味合いを持つようです。従って、ここでのgetは「大変」というニュアンスで捉えればいいでしょう。いろいろとやることがあって、やっとそれをする時間や機会が見つかった、といった感じだそうです。aroundは「あれこれ」とか「いろいろと」といったニュアンスが捉えればいいと思います。I finally got around to buying new shoes. (ようやく新しい靴を買った) この文の場合、たとえばデパートへ出かけて、洋服とか、帽子とか日用品とかいろいろ買って、最後にやっと靴を買ったというわけです。いろいろ回って、あれこれ買って、というのでaroundと考えてもいいかもしれません。He bought a book, but never got around to reading it. (彼は本を買ったが、それを読む時間を見つけることができなかった) I’m sorry, I can’t get around to it. (ごめんなさい、そこまで手がまわらないわ)