across the globeはin the worldと同じ意味なのに、in the globeとは言わないのが不思議です。across についてCambridgeはfrom one side to the other of something with clear limits, such as an area of land, a road or a riverと説明してあります。かいつまんで言えば、範囲とか領域とか端がはっきりあるものに使われるというわけです。さて、globe(球体)に端があるのかと問われると答えに窮してしまいますが、グード図法の地図みたいに球を切り分けて平らにすれば確かに端っこがいくつかできます。ちょっと無理があるようにも思いますが、そんな風にでも考えたらどうでしょうか。This is the revolutionary news for breast-cancer patients across the globe. (これは世界中の乳がん患者にとって、画期的なニュースです)

staggering: 「驚くべき」staggerは「よろめく」とか「ふらふらして倒れそう」という意味ですが、そこからstaggeringは「よろめくほど驚く」といったニュアンスになります。「おっと、びっくりしたな」といって椅子からずり落ちそうになるシーンを想像すればいいかもしれません。A staggering 60% of our high school graduates rate either fair or poor in grammar and basic math. (高校卒業生の実に60%が文法と基礎数学において良あるいは可のいずれかの評価を得ている) おどろくほど評価が低いというわけです。なお、fairはまずまずの成績という意味で、優・良・可で言えば、良。5段階評価で言えば3。ABC評価でいえばCランクといったところでしょう。The study predicts global costs will spiral upwards to $100 trillion, a staggering figure. (研究報告書によると、世界全体の損失は100兆ドルにまで急上昇すると予測しています。驚くべき数字です) このように数値に驚くといった場合に多く用いられるような気がします。

squatは「スクワット」という日本語にもなっていますが、「しゃがむ」という意味です。それが、通例否定文で「何もないこと」という名詞で使われることがあります。なぜそんな意味になるのか訊ねたところ、しゃがむ姿がウンチをする姿に似ているので、shitのイメージを持ち、つまらないもの、なんでもないこと、何もないこと、のように転じていったということでした。さて、どうなんでしょうか。Congress hasn’t done squat about obesity. (議会は肥満に関して何一つしていません) I don’t know squat about radioactivity. (放射能については何も知りません)

 千葉県のインフラはひどい状況のようです。被害に遭われた方々、がんばってください。

sprinkle:「振りかける」「まき散らす」という意味の他に「散在させる」という意味があります。その場合、通常withを伴って受け身で使われることが多い気がします。sprinkleは小さな粉を振りかけることです。スプリンクラーとして日本語に入っているので、水を撒くことだろうと思いがちですが、水というよりも霧をまく感じで捉えるほうがいいのかなと思います。たとえば、ご飯に永谷園の振りかけをかけるのがsprinkleのかんじです。振りかけた跡がつくことから「散在する」「点在する」などの意味になったと思われます。The South China Sea is a commercially vital stretch of water sprinkled with hundreds of islands and reefs. (南シナ海は通商上、極めて重要な水域で、数百の島や岩礁が点在している)(CNN)

spring from~ .:「~の結果として生じる」といったかんじ。spring は「飛び出る」「急に動き出す」が基本的意味で、「突然」のニュアンスがあります。因みに、春のspringは語源的には異なるようですが、芽が出るとか花が咲くのは「突然」のことだと見れば、どこか通じるところがあるような気がします。「泉」の場合も「突然」湧き出るなんてこともあるでしょう。いずれにせよ、spring fromで「発生する」「わき出る」の意味で使われます。Where did that foolish idea spring from? (どこからあんな馬鹿な考えが出たのか)この文では、come fromとかstem fromを使っても同じ意味になるでしょうが、springを使うことで、予想もしなかったような考えが突然出てきたといったニュアンスを醸し出すことができると考えればいいでしょう。ついでながら、stem fromには、突然といったニュアンスはないように思われます。Her fear of height stems from an accident in her childhood. (彼女の高所恐怖症は子ども時代の事故に起因している) わたくしも高所恐怖症ですが、突然なったという記憶はありません。

spoof :「パロディー」という訳が最もふさわしい気がしますが、基調になっているのは、悪意のないいたずら、ちゃかしといった感じでしょう。書きもの、音楽、演劇、映画などを面白くまねるといったニュアンスですが、かなりばかげたイメージがあるそうです。That’s a spoof edition of the New York Times. (これはニューヨークタイムズ紙のジョーク版だ) sportとgoof (間抜け) が一緒になった語のようです。それでスポーツ感覚で、お遊び感覚で楽しむといった感じになるのでしょう。

cause「原因」あるいは「原因となる人、物」などの意味の他に「政治的、社会的運動」を意味することがあります。the cause of democracyというと、「民主化の原因」というのではなく「民主化運動」といった意味になります。She donated these to the cause. (彼女はこの運動に寄付してくれた) Why is Lafayette Park such a popular place to gather and champion causes? (人々が集い、運動を繰り広げる場所として、ラファイエット公園がこんなに人気があるのはなぜでしょうか)(AFN) 何かを「引き起こす」のが動詞のcauseで、その何かを「引き起こそうとする運動(動き)」が名詞のcauseと考えればいいのかもしれません。「訴訟の申し立て」を意味するcauseの場合も訴訟を起こす運動と捉えればわかりやすいでしょう。ガンを引き起こす原因が喫煙だったり、地球温暖化を引き起こすのが増え続けるCO2であったりメタンであったりするわけですが、「原因」が動的に転じて、計画などを実現する原因、つまり運動と言う風に曲がって行くところがポジティブで面白いなあと思います。He took advantage of his company’s sabbatical program to volunteer for a charitable cause. (彼は勤めている会社の長期休暇プログラムを利用して、慈善運動に進んで取り組んだ) Shultz has been an outspoken advocate on progressive causes, including gay marriage and immigration. (シュルツ氏は進歩的な理念の提唱者として活動してきた人物であり、その中には同性婚移民問題も含まれている)