have only to do ...は「~するだけでいい」という意味で使われます。 have toに副詞のonlyがついたものです。今日ではonly have to doの方が普通だというALTもいましたが、どちらでもいいような気がします。You only have to double-click on this icon to access the Internet. (インターネットに接続するにはこのアイコンをダブルクリックするだけでいい)(アドヴァンストフェイバリット)You have only to sit there. (そこに座っているだけでいい) have only to do /only have to doには「とにかくほかのことはしなくていい」という含みがあるような気がします。同意表現にAll you have to do is ~があります。上の文はAll you have to do is double-click on this icon to access the Internet.と言い換えることができます。

When it comes to clinical research, he has been around the block. という文は「臨床研究となると、彼はかなりの経験を積んでいる」といった意味になります。文中に出てくるhave been around the blockは「経験豊富である」「いろんな経験を積んでいる」というような意味で使われます。blockは石とか角材のことかと思ったら、街区のことみたいです。街をぐるぐる回っているうちにその土地のことに詳しくなる、ということから「経験が豊富である」といった意味に発展したのだろうと説明してくれたALTがいましたが、どうでしょうか? なぜ現在完了形で使うのかと訊ねたところ、経験をいうからではないかという返事がかえってきました。いわゆる現在完了の要素のひとつである「経験」を指すので現在完了が普通だとのこと。 The more you’ve been around the block, you do feel a responsibility to try to change things. (経験を積めば積むほど、物事を変えていくことに責任を感じるようになる)

hang on ~には 「電話をきらないでおく」という意味のほかに「~次第である」という意味があります。hangは「つるす」という意味ですが、継続・進行のonを伴って「ずっとそのままにしておく」→「電話を切らずにおく」という風に発展したのかもしれません。The line is busy. Please hang on.(お話中ですので、このままお待ちください)他動詞として用いられると「~次第である」となります。この場合は、文字通りぶら下がっているわけです。 The case hangs on her testimony. (この事件は彼女の証言にかかっている)有罪になるか無罪になるかは彼女の証言にぶら下がっているというわけです。ここでのonはdepend on/ rely onなどのonでしょう。

I do not have much money on hand. は「今は手もとにあまり金がない」といった意味になりますが、実際に手で触れる(on hand)ことのできるコインなりお札なり[クレジットカード?]があまりないというわけです。このようにon handは「持ち合わせがある」というような場合に使われます。 onは接触を表し、必要とする物にすぐに触れられるということからこのような成句になったのでしょう。また「出席している」という意味でも使われます。その場合も「どうぞこちらへ」と手を使って招待する場面をイメージしてもいいでしょうし、その場に出席していれば、実際にその人の身体に触れることができることから、出席しているという意味になると考えてもいいでしょう。いずれにせよ、handは無冠詞でしかも単数です。「手」が比ゆ的な意味合いを帯びるからでしょう。More than two dozen heads of state were on hand for the ceremony. (式には24カ国以上の首脳らが参列した)(CNN) French President was on hand for today’s ceremony. (フランス大統領は今日のセレモニーに出席した) さらに「立ち会う」という意味でも使われます。The nurse is on hand to assist the doctors. (看護婦は医者を手助けするために立ち会っている) この場合だとメスとかハサミなどの器具を次々と手渡すのでhandと単数になるのかもしれません。複数形では両手がふさがってしまっててきぱきとできないでしょうから。

dwell onは「くよくよ考える」とか「思案する」といった意味ですが、dwellはto live in a particular placeとありますから、「ある特別な場所に暮らす」とか「住む」といった意味です。かつてliveの詩的な語がdwellだとカナダ人の教師に説明してもらったことがあります。さて、dwell onはずっとその場所に住むということから、そのことをずっと考えるという風に意味が曲がっていったのかもしれません。語源を調べてみると、dwellはdelayと関連のある語だとわかりました。「遅れる」から「長引く」となったのかもしれません。ある事(特に不愉快な事)が心の中に住みつき、いつまでも長時間あれこれ考えることから、「~をくよくよ考える」という風に発展したのかも……。また時間をかけて書いたり話したりすることから「~を詳しく述べる」といった意味でも使われます。onはfocus onのonで、いわゆる意識あるいは思考の集中を表すとでも考えればいいと思います。It is the similarities between the cultures that are more worth dwelling on than the difference. (考察する価値がより高いのは、文化の相違より類似性についてです) Don't dwell on your past mistakes. (過去の失敗をくよくよ考えるな)In her speech she dwelt on the importance of peace.(彼女は演説で平和の重要性を詳しく述べた)

hammer out は「徹底的に検討して結論とか解決策を出す」というような意味で使われます。イメージとしては、ハンマーでたたいて凹みを直す感じなんだそうです。そこからいろいろ話し合って合意に達するとか、何らかの妥協点を見出すとか、まるくおさめるといった意味合いが出てくるのでしょう。outはdry outなどの「すっかり」といったニュアンスのoutと捉えればいいと思います。The two parties could not hammer a contract out. (両党は協定を結ぶことができなかった) At last, we were able to hammer out an agreement. (ついに、私たちは合意に達することができた) このように妥協や同意に達するといった場合に使われることが多いようです。

impeach は「弾劾する」とか「告訴する」といった重い意味を持つ語ですが、peach(もも)とは語源が異なるようです。こちらのpeachの語根はpedalのped-で「足」の意味。語源を調べると、tie the feet togetherとあるので、「足をしっかり括り付ける」といった意味が原義でしょう。そこから「足枷をする」といった意味合いに発展して、「弾劾する」などの意味に転じたのではないでしょうか。The city decided to impeach the mayor. (その市は市長を告訴する決定を下した)