release 「製品などを発売[発表]する」relaxと同根語のようです。それで「ゆるめる」とか「放つ」といった意味合があるのだろうと思いますが、はっきりしたことは分かりません。「公に放つ」ということから「発売する」とか「発売する」といった意味になったのかもしれません。Montblanc released the most expensive pen ever made. (モンブランが史上最高値のペンを発売した) 同じ「発売する」でもsellはお金と交換することを意味します。一方、releaseは市場に出すといった感じです。It’s also this time of the year again for the annual release of the famous wine. (今年もまた恒例のあの有名なワインの解禁の時期となった)

plotをCambridgeでひくと、the story of a book, film, play, etc.とありました。実のところ、ちょっとがっかりしました。というのも、E. M.フォースターの『小説の諸相』(Aspects of the Novel) によると、それから(then)どうなったかを述べるのがstory で、どうして(why)そうなったかを述べるのがplotだと説明されているからです。つまり、storyとplotは視点というか、捉え方が全く異なるのです。ともあれ、大ざっぱにいわゆる本や劇や映画などの「物語」とか「筋」いう意味から、「構想」という意味でも使われます。It could be the plot of Steven Spielberg’s next film. (それはスティーブン・スピルバーグ監督の次なる映画の構想にでもなるかもしれない) また、奇妙なことにplotは「土地」を示すことがあります。ある特別な目的をもっている小さな土地といったニュアンスです。その場合、土地の一区画がlotで、その区画が集まった地所がplotになります。小さなストーリィが集まって、全体の話ができあがる小説とどこか共通するものを感じてしまいます。Everything you need is on one plot. (必要なものすべてがこの地にそろっています)

relation & relationship:とても紛らわしい語です。diplomatic relations (外交関係)とかinternational relations (国際関係)などのように、国家間の関係という場合にはrelationsになるようです。あるいは重力と速度の関係とか、宗教と政治の関係などの場合にもrelationになります。「関連性」「原因と結果」「繋がり」などに重点を置くのがrelationと捉えればいいのかもしれません。The U.S. has relations with China, with Vietnam. (米国は中国やベトナムと国交があります) ここでの複数形(relations)は相互複数でしょう。The United States and China are pledging positive relations moving forward.(米国と中国は今後前向きな関係を構築していくと約束した)このようにformalな場面でrelationsは使われます。blood relations (血のつながり)とかthe relation between the original book and the movie (原作と映画の関係)というような場合もあらたまった言い方であればrelationとなるでしょう。 一方、「重要な関係」「特別な関係」「親密な・密接な関係」といったニュアンスの場合にはrelationshipが用いられている気がします。the relationship between lung cancer and smoking (肺がんと喫煙の密接な関係)――これを医者が言うのであれば、a relation between smoking and lung cancer となりそうです。 love-hate relationship (愛憎関係)  the parent-child relationship (親子の関係)  build a firm relationship (強い信頼関係を築く) a possible relation between the murder and a robbery (殺人と強盗との関係) the special relationship between China and North Korea (中国と北朝鮮との特別な関係) ちなみに、語尾の-shipはshape (形づくる)という動詞と関係がありそうです。というのも、友人同士のつながりを作り出すのがfriendshipですから。国であれ人であれ物事であれ、それぞれの繋がりを作り出すのがrelationshipということでしょう。

play the second fiddle to~「端役を務める」「人の下につく」直訳すれば「第二バイオリンを弾く」となりますが、オーケストラでは、普通主役は第一バイオリンですから、第二バイオリンは脇役(?)になるのでしょう。そこで端役を務める、といった比ゆ的意味で使われるようになったのかもしれません。He doesn’t want to play the second fiddle to anybody. (彼は他人の脇役に甘んじたくない) I always played the second fiddle to him. (いつも彼の下にいて言いなりになっていた) 前置詞toはinferior toのto、あるいはbelong toの「所属」とも捉えられそうです。

plausibleは「妥当な」「納得のいく」「ごもっともな」という意味です。His story seems plausible. (彼の話はもっともらしく思える) He gave us a plausible explanation.(彼はまことしやかな説明をした)  plauはapplaud (拍手する)などと同じ語根で、思わず拍手したくなるほどもっともらしいというのでしょう。 発音はプロージィブルとsは濁ります。applaudの名詞形applauseも濁りますから、その影響もあるのかもしれませんが、そこらあたりは不案内です。普通rose (ばら) のようにsが母音で囲まれると濁ります。plausibleは子音uと母音iで囲まれていますから、濁らない可能性が高いわけですが、[z]と濁ります。ともあれ、ネガティブな意味を持ちそうですが、内容が真実であっても、そうでなくても、使われるようです。一方、speciousは嘘の場合のみに使われます。語根のspec-は「見る」ことですから、「実際はちがうけれども正しく見える」というのでしょう。She told the officer a specious story about her car accident. (彼女は警官に車の事故についてもっともらしい話しをした) I have never heard of a really plausible example. 本当にそうだと思える実例を私は聞いたことがない。Multiple conspiracy theories have arisen, ranging from the plausible to the absurd. (もっともらしいものからばかばかしいものまで、数々の陰謀説が生まれた) 

  つゆ草や菜の花が咲き出しました。山村暮鳥の詩に「一面のなのはな」というのがありますが、菜の花は群生するのですね。

 

reference は人物なり出来事なりについて情報を得ることだと考えると分かりやすいのではないかと思います。参考書のことをreference booksといいますが、それもある分野での特別な情報を得る本だと考えたらどうでしょうか。また、referebceは「参考資料」という意味でも使われますが、その場合も同じように捉えればいいと思います。Mr. Lee provided more than enough references in his proposal. (リー氏は提案に必要以上の参考資料をつけた)(アルク)身元、人物などに関する情報という側面から捉えれば、「身元証明書」とか「推薦状」といった意味があるのもうなずける気がします。信頼できる人物だという情報を得る、つまり証明をするという意味から派生したと考えればいいのではないでしょうか。I can provide reference if you wish. (ご希望であれば、推薦状を用意することも可能です)

refugee(難民)はrefuse (拒む) から出来た語です。かつてフランス国王ルイ14世カトリックへの改宗を迫ったとき、厭だといって拒絶して(refuse)国外へ逃れた人々(いわゆるユグノー)を指した語らしいです。ナントの王令が廃止されると、多数の商工業者たちがフランスを逃れたために、フランスでは商工業が遅れ、さらにイギリスの産業革命にも遅れをとり、フランスは革命へと進んでいったわけです。It is our duty to help those refugees. (あの難民の人々を救けるのは私たちの義務です)