2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

make one's way 「(苦労して)進む」 makeは事物を別の形にするというのが原義です。そこで「物を作る」という働きから、人が何らかの行動を起して結果を出す(作る)といった意味に発展します。one’s wayはfeel one's way(手さぐりで進む), fight one's way(…

vocal といえば歌手の「ボーカル」の意味でわたしたちは普通使いますが、「自由に意見を述べる」―Cambridgeにはoften expressing opinions and complaints in speechとありますから、不平不満を述べる意味合もあるようです―といった意味があります。喉を通っ…

move inとmove toは使い分けた方がよさそうです。move in は狭い場所、というか、具体的な場所に引っ越すような場合に使えばいいと思います。I can’t wait to move in to the new apartment.というと「新しいアパートに引っ越すのが待ちどおしい」といった感…

「組織内で」とか「社内で」と訳されるin-houseをCambridgeで引くと、Something that is done in-house is done within an organization or business by its employees rather than by other peopleとありますから、組織内あるいは会社内で社員たちによって…

most of all (とりわけ) は文字通り「すべてのなかで一番」ということから、especially, particularly, among other things, above allなどと同じような意味ですが、わたくしにはなかなか使えない成句の一つです。mostに定冠詞がつかないのはallの後に具体的…

This movie is a must-see. といえば、「その映画は必見だ」見る価値がある(worth seeing)という意味です。同様に、That’s a must-read. といえば、「それは必読書だ」といった感じ。このようにmustの後に動詞をくっつけて合成語にすると、動詞ではなく形容…

moveに「対策」とか「措置」といった意味があります。たとえば「テロ対策」のことをantiterrorism movesといったりします。あるLATによると、チェスの動きをイメージすればよいそうです。チェスの場合、試合に勝利しようとして駒を動かしますが、そのように…

muster には「召集する」「勇気などを奮い起こす」といった意味があります。語根はmonster (怪獣)とかmonument (記念碑)などに出てくるmon-で「示す」とか「忠告する」といった意味のようです。ちなみに、monsterはもともと「警告する」という意味だったそう…

objectiveというと「物体」とか「目標」とか文法用語の「目的語」などの意味を持ちますが、形容詞として「客観的な」という意味もあります。objectは語源的にはob-「その方向へ」+ject「投げる」ということで、目の前に投げつけられて視界に入るものが物体 …

much of ~ は肯定文では使わないそうです。このmuchは「たいしたもの。重大なもの」という意味の名詞。make much of (~を重視する)のmuchと考えればいいと思います。muchが「量」を表す語ですから、前置詞のofはthousands of や a glass of などの数量や単…

much of a muchness 「大同小異」「似たり寄ったり」特にあまり面白くない場合に用いる、と研究社のEnglish Idiomsにはありました。アメリカ人のALTに訊ねたところ聞いたことがないとのこと。おや?と思って、それ以来ずっと気になっていたのですが、たまた…

reiterate 「繰り返して言う」iterateも「繰り返す」という意味ですから、reiterateは「もう一度(re) 繰り返す」となりますが、何度も繰り返すといった意味合いが強いと思います。語源的にはitinerary(旅程)も同根語だそうです。旅は同じところを巡るものだ…

masterful 「横柄な」masterfulはfond of being a master (マスターになるのが好き)ということから、上に立つのが好きなタイプの人こと。そういうひとが横柄で尊大になりがちなのはどこの国でも同じなのでしょう。masterful manipulatorというと、横柄に人に…

microfinance 「貧困者向けの金融」英英ではfinancial services for small businessesの意味だとありますから、小規模の企業なり会社なりに融資をする、と考えればいいでしょう。small finannceとは言わないのかと訊ねたところ、そうは言わないということで…

No doubt about it. (それは間違いないよ)などのように使われるno doubt は不確かさ(doubt)がゼロということから「きっと」といった意味に発展したのだろうと考えられますが、「きっと」(certainly) だけでなく、ときに「たぶん」(probably) の意味でも使わ…

driverとmotoristとどう違うのか訊ねたところ、motoristは実際に自分の車を運転している人を指し、一方、driverは運転できる人を指すのだと答えてくれたALTがいましたが、なるほど、それで、運転免許のことはdriver’s license というのかと納得したことが…

modeling というと「モデル業」のことをいいます。-ingはいろいろな意味を表しますが、ビジネスを意味することがあります。たとえば、印刷業はprintingですし、出版業はpublishingです。modelingも同様にファッションモデルの仕事と捉えればいいと思います…

delivery deadlineは「納期」の意味で使われています。商品を納めるわけですから、sending deadline としてもいいのではないか。どうしてdelivery (配達)なのかと訊ねたところ、sendは手紙とか小さなものを送る、deliverは大きなものを送るからだろう、とALT…

minutesは「分」とか「瞬間」とか時をあらわす語ですが、他に「議事録」という意味を持っています。会議の最後の数分で忙しく記録することからminutesが使われるようになったそうですが……。そういうわけか、発音も「分」と同じ[mínɪt] で「細かい」などの意…

sunlightをCambridgeで引くとthe light that comes from the sun、となんとも科学的というかそっけない説明がついていました。厳密に訳せば太陽からの光ですから「直射日光」といった感じになりそうです。ランダムハウスでは「太陽の光」「日光」と訳されて…

ministry の語根であるminiは小さいということ。そこで、minister というと「大臣」という意味ですが、本来 は「小さい者」ということから、「僕」あるいは「神に仕える者」といった意味だったようです。その「僕」のministerに率いられるのがministry (省,…

最低賃金のことをminimum wageといいますが、minimumはthe smallest amount or number allowed or possibleとありますから、可能な限り許される範囲での最小限の量や数ということになります。たとえば、市販の薬には15歳以上は一日に3錠以上とか書いてあっ…

mind one's own business 「余計な口出しをしない」「自分のことだけをやる」mindは「注意を払う」とか「気にする」といった意味で捉えればいいでしょう。businessは"That's none of your business."のbusinessです。businessは「忙しい状態」を表していまし…

have toの後の動詞は、はたして実現されるかどうかははっきりしない場合に使われます。Wherever he goes, his granny has to follow. (彼がどこに行こうと、彼のお婆さんは後をおわなければなりません) この文でいえば、おばあさんがはたして孫の行くところ…

mend fences は「柵を直す」ということから、比喩的に「仲直りをする」という意味に発展したようです。ここでも精神的な意味合いを含むmendのイメージが出ているような気がします。なぜfencesと複数になるのかとALTに訊ねたら、ひとつのことで仲直りすること…

grocery store(食料雑貨店)のことをgrocer’sということがあります。理髪店(barber shop)をbarber’sといったりするのと同じです。どんな違いがあるのかALTに訊ねたところ、grocer’sというと、その店の主人とか創業者とか、そんな個人的なというかパーソナルな…

mention というと「言及する」といった訳語が当てられてあるので、何となくフォーマルな言葉だという気がしますが、Don’t mention it. (気にしないで。どういたしまして)とかNow you mention it. (おっしゃる通り) などの慣用表現でもわかるように軽い感じで…

migrantは「移民」と訳されますが、仕事を求めて移動するだけで最終的には自国に戻るつもりでいるひとを指します。その国に定住するつもりのひとはimmigrantです。やってきたその国の中に(im=in) 移り住むということから接頭辞inがついていると考えればいい…

go viral は「ネット上で急速に広まる」といった意味で使われています。viralはvirus (ウイルス。発音は[ヴァイラス]といった感じ) の形容詞形ですから、「ウイルス性の」とか「ウイルスが引き起こす」などわたしたち人間には好ましくない意味が辞書に載って…