2018-01-01から1年間の記事一覧

platform には「舞台」「駅のプラットホーム」などの意味の他に「政党の綱領」という意味があります。plat-はflat(平ら)の意味で、それにform(形)がついたもの。そこから、「平らな台」「土台」といった意味が原義です。政党が「演台」から綱領を発表する…

pilloryの説明として、Cambridgeではto severely criticize someone, especially in a public wayとあります。公の場で厳しく非難する、といった感じですが、もともとは「さらし台」の意味です。頭と手を板の間にはさんで自由を奪う刑具のことを指していたの…

phaseの語根のphasは「光」という意味だそうです。phasがphotとなってphotograph (写真)ができたそうです。ともあれ、光が映し出す面がphaseの原義で、光の進み具合でその相が変わりますから、段階とか位相の意味になったと考えられます。そこから、phase in…

peevish 「だだをこねる」「いらいらする」といった意味が英和には載っていますが、英英にはbad-tempered(機嫌が悪い)とあります。知り合いの外国人に訊ねたところ正当な理由があっていらいらするといった感じではなく、寝不足なんかでいらいらしているよう…

peruse は「精読する。熟読する」 といった意味。こなれた日本語でいえば「じっくり目を通す」といったところでしょうか。perはperfectで「完全に」それにuseがついたもので、「完全に使い切る」というのが原義。発音はパユーズではなくパルーズ[pərúːz]とい…

ある特別なことに感謝とかお礼をするような場合に使われのがpay tribute to~という成句です。tributeはtribe(種族・部族)と関連のある語ですが、それが「ささげもの」とか「貢物」といった意味をもつのは、部族間の戦で敗けた部族が自分たちの部族の保護を約…

mill はコーヒーミルという日本語になっていますが、原料となるものを製造する工場を指します。a cotton millであれば、洋服の材料になる糸を作る工場であり、paper millであれば、紙、steel millであれば鉄鋼、wood millであれば木材、といった具合です。そ…

pave the way for [to]~は 「~への道を開く」という意味ですが、文字通り「その道を舗装する」つまり、「舗装して楽に通行できるようにさせる」という意味から生まれた表現です。道路を舗装すれば、通行がずっと容易になるということから、何かをすることが…

「小児科医」のことをpediatricianといいます。語根のpedoは「子ども」の意味だそうです。さらにその大元のpeu-はfewと関係があって、「少ない」とか「小さい」の意味だったそうです。子どものケアをするわけですから、-iatric-はtreatと繋がりがあるようで…

名詞のdamageは「損害」という意味ですが、「損害賠償額」という意味ではdamagesと複数形になります。賠償額を支払う側と受け取る側で交渉が行われるから、相互複数と考えればいいのではないかと思いますが、ビジネスに関して無知なので、まったくの当てずっ…

pasteurize は、牛乳・チーズなどを低温殺菌するというような時に使われますが、低温だからといって0度とか10度や20度ではありません。Cambridgeをみてみると、to heat something, especially milk, at a controlled temperature for a fixed period of time…

on time は「時間通りに」in timeは「間に合って」と習いましたが、この二つの句の使い方は若干異なることに最近気がつきました。それは、on timeで文は終わりますが、in timeで終る文はなさそうだということです。 He will be late for the party, because …

pass for...は「~として通る」という意味ですが、「実際はそうではない」という含みがあります。Macmillianにはpass for someone/ somethingの説明として to be accepted, wrongly, as being a particular type of person or thingとありました。間違って受…

parts-per-billion はppbと略されますが、「10億分の1の」ということです。10億分の1というと単数の感じがしますが、時間でも距離でも重さでも十億分のⅠは測れるわけですからpartsと複数になるのでしょう。何億分のⅠでも何兆分のⅠでも複数です。そもそも10億…

meet one’s endは「死ぬ」とか「最後を遂げる」とか「果てる」といった意味ですが、Collinsには、If someone meets their death or meets their end, they die, especially in a violent or suspicious way. とあって、No one knows exactly how or where he…

「大賛成です」というときI’m all for that.と言ったりしますが、「絶対反対です」というときにI’m all against that.と言ったりしないようです。なぜ反対のときにはallが付かないのかとALTに訊ねたところ、例によって「いい質問だね」という返事でした。 A…

parenting は「育児」と訳されていますが、Cambridgeにはthe raising of children and all the responsibilities and activities involved in itとあって、子育てに関する親の責任までを含むことが記されています。つまり、自分の子どもが大人になっても相談…

only a few は「わずかな」という意味ですが、否定的だからといってonly fewとはなりません。onlyは a fewを強調しているわけでonly fewにすると二重否定になって強い肯定のような感じになりそうです。only a fewは強いて訳せば「ほんのわずか」ということで…

紙の意味のpaperはいくら切っても紙ですから不可算名詞ですが、書類や文書、新聞、レポート、論文等々、切り刻まれると困るものは、可算になります。そこで問題になるのが、単数にするか複数にするかという点です。Look through the papers, will you? (その…

He owes five hundred dollars to me.= He owes me five hundred dollars.(彼は私に500ドルの借りがある)のように「お金を借りている。支払いの義務がある」という場合にはowe A(お金) to B(人) = owe B Aとなります。しかし、A(現在の結果)を B(過去の…

again and againとover and over (again) の使い方が問題になることがありますが、 いまひとつわかりません。I've warned you over and over again not to do it. (私はそれをしないように再三再四あなたに忠告してきた)(東北大)この文のようにover and ov…

outlandish は「風変わりな」とか「奇妙きてれつな」といった意味があります。作りはout+landから出来た語ですから、国(land)の外、ということから「異国の」という意味合いがあるのでしょうか。それで自国(land)とは違う、「変わった」「異様な」と発展した…

overlook 「見落とす」「大目にみる」look over はざっと目を通す、という意味ですが、それがひっくりかえってoverlookになると「見落とす」「見過ごす」などの意味になります。いささか強引な解釈ですが、向こうの方ばかり見ているから、見落としてしまうと…

live it upは「大いに楽しむ」「思いっきり遊ぶ」といった意味のカジュアルな言い方だそうです。上野からの帰りの電車で偶然知り合ったニュージーランド出身の初老の男性に訊ねたところ、it=everything, upは気持ちが沈むdownの反対で、気持ちが高揚する意味…

get [be] out of handという成句は「手に負えなくなる」という意味で用いられます。この場合のhandは「手綱をつかんでいる手」のことで、暴れ出した馬に手綱をとられてしまうとコントロールできなくなるといった意味から生まれた表現だそうです。If you are …

one-size-fits-allという成句は、どんなサイズのひとにも合うといった意味から生まれた言い方だそうで、もともとは服のサイズのことだったようです。日本語で言えば、「フリーサイズの」といった感じでしょう。「フリーサイズ」はどんな体型の人にも合う、と…

otherwise (さもなければ) は接続の働きをする副詞(接続副詞)ですから、基本的には文と文をつなぐことはできません。otherwiseは語源的にはother way(別のやり方)ということだそうです。しがたって選択の意味を持つ接続副詞として使われます。接続副詞なの…

on ... terms with ~ は「~ と ... の間柄で」といった意味で使われる表現です。termの原義はterminalに見られるように「終わり」ということですが、「終わり」は言い換えれば「境界」とか「限界」とか「限定」といった意味でもあります。そこで、「期間」と…

one by one は「一つずつ」「一人ずつ」といった意味で使われますが、one person or thing followed by another oneが短くなったものと考えてよさそうです。文字通り一つ一つということ。byはlittle by little, step by stepなどの畳語などに登場するbyでし…

only to 不定詞の構文は、期待はずれの結果に終わる場合に使われることが普通です。onlyは否定的意味合いがあるのでto不定詞の前に出ます。They tried many times only to fail miserably.(彼らは何度も試みたが結局大失敗に終わった) I ran to the station,…