2018-01-01から1年間の記事一覧

on the horizon 「きざしが見えて、将来起こりそうで」Cambridgeにはlikely to happen or exist soonとありました。水平線(地平線)上に陽が昇る、ということから、明るい兆しといった意味合いを持つと説明してくれたALTがいましたが、There is no sign of …

once (and) for all 「きっぱりと、これを最後に」現代英語では once and for all と もっぱらand を挿入するのが普通のようですが、もともとはonce for allだそうです。何らかの影響をつけて、 and が挿入されるようになったのでしょう。一語でいえばdefini…

日本語でパーソナリティといったら「人格」というような意味で使われたりするのでpersonalityという語は気をつけなければならない語のひとつでしょう。考え方や感じ方、あるいは振舞いなどについて言及するのがpersonalityですが、ニュートラルな語ですから…

The company is on the verge of bankruptcy.というと「その会社は倒産寸前だ」といった意味になります。vergeは「端」「間際」の意味から、on the verge ofはすぐに何かを行うあるいは何かが今にも起こりそうな場合に出てきます。ここでは倒産が今にもおこ…

on the market と in the marketはとても分かりづらいです。ともに「売りに出されている」といった意味で使われるということもありますが、onとinのニュアンスの違いが身についていないせいだろうと思ったりもしています。The building came on the market. …

on- the- job training は「オンザジョブ・トレーニング、実地訓練、研修」などと訳されていますが、個人的には「研修」という訳語が最も馴染みやすい。前置詞のonはなんとなく「がんばる」とか「しがみつく」という意味のhold onのonの感じがします。どうで…

on the spotは 「すぐその場で」といったニュアンスで使われます。spotは「汚点」とか「しみ」が原義ですが、そこから特定の場所(特にある事件や出来事などがあれだと分かる地点)を示すようになったようです。日本語でいう「現場」に近い気がします。spotl…

on the wholeは一語でいえば、generallyということですが、on the whole of your /my experienceという風に捉えればいいのではないかと思います。「あなたのあるいは自分の経験に照らしてみて」90%ぐらいはということから「全体的に見ると」とか「概して」…

nefarious 「極悪な」という訳語が英和には載っていますが、人間性よりもむしろ行為とか活動に関して使うのが普通のようです。語根のfarはfable (寓話。神話。伝説)と同根で、「話す」という意味だそうです。神が話すことにne=not、つまり従わないという意味…

on the road :「出張などで旅行して」「旅行中で」この句が1878年に使用された記録があるそうですから(The Kenkyusha-Longman Dictionaryより)、かなり古くから使われていたことがわかります。アメリカ人のALTに訊ねたところ、roadのイメージはdirty and lon…

on the blink はnot working correctlyとありますから、「機械や身体などの調子が悪い」「正しく機能しない」といった意味でしょう。informalとケンブリッジにありますから、口語表現と考えてよさそうです。明かりが点滅するのがblinkですが、電球などがちか…

on the blink はnot working correctlyとありますから、「機械や身体などの調子が悪い」といった意味で使われます。informalとケンブリッジにありますから、口語表現と考えてよさそうです。明かりが点滅するのがblinkですが、電球などがちかちかし出すと、も…

on the go (忙しくている)という成句の goは「元気」といった意味の名詞です。動き回るのは元気だからでしょう。ともあれ、on the goはたえずあっちへ行ったりこっちへ行ったり忙しく動き回っていることから生まれた口語表現です。「バタバタしている」とい…

on-line 「オンラインで」という風に訳されています。online advertising (オンライン広告) an online bookstore (オンライン書店) online business(オンラインビジネス)等々、今のところ訳語がないのか、onlineは日本ではそのままオンラインを使っています…

off the hook は「困難(窮地)を脱して」といった意味で使われたりします。溺れているときに誰かに衿にホックをかけられて岸に引き戻された場面をイメージすればいいでしょう。実を言うと、このイメージは偶然知り合った、十代の可愛いアメリカ人の女の子か…

now and thenは文字通り、そのときもそしてまた次のときもということから「ときどき」といった意味になったのでしょう。「そのときも、そしてまたそのときもそして……」と次々に起こることからthenを重なてnow and then and then...というのが正確な言い方で…

on behalf of~は「代表として代わりに行う」というような場合に用いられます。behalfは古英語でbe+ healfe(him) のことで、つまり by (his) sideとかbesideの意味だったことから「~に代わって」という意味に発展したのでしょう。かつて王様は直接部下に話し…

make a fool of ~ 「~を笑いものにする」Stop making a fool of him.というと「彼を馬鹿にするのは止めなさい」といった意味になります。 "make A of B"で「BをAにする」という意味ですが、このでのofは「組立」を表すと言われたりします。つまりBを愚か…

minus は「を引いた」「~がない」といった意味で使われますが、日本語のマイナスは「引く」という意味の他に「減る」「下がる」といったニュアンスをもっている気がします。マイナス思考(negative thinking / pessimistic) というのは気持ちが下がるという…

occidental のcid-は「落ちる」という意味。太陽が落ちる方向が西なので「西洋の」、さらに名詞で「西洋人」となったわけです。accident(事故)も自分に落ちてくるものですからこの-cidが出てきます。-alは形容詞語尾と同時に名詞語尾でもあります。一方、ori…

cave in to~は「~に降参する」とか「~に譲歩する」といった意味で使われます。caveは洞穴。その中に(in) 落ちると考えればいいでしょう。穴に落ちてしまっては、「降参する」しかありません。当初反対していた要求にしぶしぶ応じるといったニュアンスがあ…

Well, I have money to burn, as the saying goes. というと「まあ、金は、俗に言う、掃いて捨てるほどある」といった感じになります。このように as the saying goesというのはいわばセットフレイズで、「俗に言う」とか「ことわざにもにもあるように」とい…

of late 「近頃」「最近」 lately, recentlyと同じ意味ですがフォーマルな言い方のようです。前置詞ofは時の副詞句を作るofです。例えば、「近年」はin recent yearsが普通ですが、かつてはof recent yearsが用いられていたそうです。その時を示すofがof lat…

spotは「特別な場所」というのが原義のようです。そこから「水玉模様」とか「しみ」などの意味に発展したのかもしれません。「油のしみ」はgrease spot, 「観光地」はtourist spotといった風にa particular placeを指します。このspotには、名詞以外に「見つ…

helpとhelp out の違いをALTに訪ねても、だいたい同じといったぶっきらぼうな返事しか返って来ません。Tom helped me out when I was in trouble. (トムはぼくが困っているときに助けてくれた)とかTom always helps out in the store. (トムはいつも店を手…

marketは日本の「市」に似て、決められた日時に売買をするというのが原義だそうです。動詞では「商品を市場に売り出す」平たく言えば「売り込む」(buy)といった意味があります。The company markets its new cosmetics internationally. (その会社は新しい化…

obliterate 「末梢する」とか「痕跡をなくする」といった意味ですが、語根のliterはletterの意味で、文字を消すというのが原義だそうです。ob=againstと語源辞典にはありましたが、rob A of Bなどに出てくる「奪う」という意味のofと捉えてもいいのではない…

Speaking of pay gaps, female employees at Britain’s Tesco supermarket group are seeking back pay, claiming they were paid much less than their male counterparts for similar jobs. Reports say it could result in a $5.6 billion payout for tha…

How capable you are, you cannot always be right. これはある私立大学の下線部誤文訂正問題ですが、下線部Howを譲歩にするHoweverに直してHowever capable you are, you cannot always be right. (どんなに濃緑があっても、常に正しいとは限らない)が正解…

stand the test of time という成句はだいたいどの辞書も「時の試練に耐える」と訳してありますが、私たちは普段そんな大仰な言い方はしないと思うのですが、どうですか。さて、standは耐えるという意味がありますから、そういう意味で捉えればいいでしょう…