2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

temperは金属を叩いて柔らかくすることを本来意味する動詞だったのではないか、と語ったALTがいましたが、面白いなあと思ったものです。というのも、性格とか気質といったものはある瞬間にひょいと出来上がるなんてことはない。こつこつと叩かれたりして、つ…

invest は「投資する」という意味だけで捉えるとうまくいかない場合があります。この語は、立身出世のために若者が新しくあつらえた服(vest)に身をつつんで、社会に出たことから、利益を見込んで投資する、といった意味に発展したんだそうです。さてThe gove…

administer a countryというと「国を統治する」といった意味。administer a companyというと「会社を運営する」といった感じ。ところがadminister drugsというと「薬を投与する」といった意味になります。簡単に言えばgiveの意味がadministerにあります。adm…

a lapse into bad habitsというと「悪習に陥ること」を意味します。lapseは時が過ぎていくという意味。時が過ぎていくと、物忘れをしたり、純情だった人がいつの間にか悪に染まっていたりすることもあるでしょう。lapseはそういうマイナスな意味合いを持つよ…

「報告」という意味でのaccountは公式な報告ではなく、事件の目撃者や関係者が自分の立場で見たままを話すといった感じです。報道関係者が取材を積み重ねた報告はreportでしょう。「報告する」という動詞としての用法はreportにはありますが、accountにはな…

land a jobというと「働き口を見つける」といった意味です。「上陸させる」「着陸させる」という意味のlandに、「捕まえる」「手に入れる」という意味があるのが面白いと思います。landはもともと「陸地にもってくる」というのが原義なので、おそらく魚など…

in advance はbeforehandと同じ意味で「前もって」といった意味。inは「位置」あるいは「時」を示すと考えればいいでしょう。I'd like you to pay the money in advance. (代金は前払いでお願いしたいのですが) in advanceが日常語。beforehandの方がフォー…

know-how 「こつ」「専門的知識」日本語にもなっているノーハウですが、動詞(know)と副詞(how)をハイフンで結んで作られたいささか変わった合成語の名詞です。英英にはtechnical expertiseとかpractical knowledge and abilityと説明してありました。日本語…

take up~は「仕事・趣味などをはじめる」といった意味で使われたりします。upはいわゆる前置詞的副詞といわれるものですが、後に~ingが来れば前置詞と捉えればいいというわけです。もっとも、turn upやshow upなどの「出現」のupと考えて何かが始まることを…

in the light of ~ はかなりフォーマルな言い方だと思います。くだけた文脈でこの成句を見かけたことがないからですが、「~を考慮して、~を考慮すると」といった意味で使われます。定冠詞をつけないで、in light of ~となることもあります。lightは「明る…

How come~ ?は 「どうして~なのか」といった意味ですが、whyと同じ感じで捉えればいいと思います。ただし、How come の後は平叙文の語順になるのが特徴的です。ひょっとするとHow does [did / has] this situation come about that S+V...(どうしてこのよ…

workは「本来の働きをする」「ある目的を果たすために努力する」というのが基本的な意味です。I stayed up all night working on my paper.(徹夜でレポートを作成していました)(早稲田) というのが英作文で出題されたことがありますが、work onは問題を解決(…

日本人は時間を「つぶす」と言いますが、英語ではkill timeとなります。killは「命を奪う」という意味ですから、「命」の代わりに「時間」を奪うと考えればいいかもしれません。余談ながら、日本語を学ぶ外国人にとって、「つぶす」という日本語を使いこなす…

keep one's fingers crossedという言い方は、中指と人差し指で十字を作る仕草をすることから生まれたものです。「成功(幸運)を祈る」といった意味ですが、中指と人差し指を使うのでfingersと複数になります。I'll keep my fingers crossed for you. (成功…

keep ~in the dark は「秘密にしておく」といったニュアンスです。文字通り「~を暗闇の状態にしておく」ということから「隠しておきたいので告げない」といった意味に発展したのでしょう。There was an ear when people could be completely kept in the da…

bureaucracyには「官僚制」「官僚支配」「官僚政治」といった意味の他に「煩雑な手続き」といった意味をもっています。トップダウンで指示なり指令なりが下りてくるのがbureaucracyであり、市民たちや現場の役人たちにその指令なり通知なりがたどり着くまで…

The party was in full swing.というと、「宴たけなわであった」みたいに訳されたりします。ブランコに乗っていると、まあ、だいたい、多くの人(特に子どもたち)はだんだんと揺れを大きくします。そして、ブランコがめいっぱい揺れている状態がin full swi…

サッカーやラグビーでボールを蹴って、つまり、ボールをキックして、足から離して(off) 試合を開始することからkick offが「はじめる」という意味になったのでしょう。名詞ではkickoffとつなげます。目的語をとる場合は、前置詞withを伴います。The company …

headquarters 「本部」「本社」という意味ですが、なぜか常に複数形です。集団のheadが集まっている場所ということから「本部」「本社」の意味になったのかもしれません。複数の部署や担当者が集まっている場所ということから、複数形で使われるのかもしれま…

shake-upは「大改造」といった意味で使われますが、drastic rearrangementとかa large change in the way something is organizedといった説明が英英に載っていますから、街の光景が変わったといったような変化ではなく、組織などの改革といったニュアンスで…