2017-01-01から1ヶ月間の記事一覧

incentive のcentは歌をうたうことで、もともとは歌を歌って人を引き寄せるというのがincentiveの意味だったようです。そこから「やる気を起こさせるもの」というような意味に転じたのでしょうが、同じ「やる気」を意味するmotivationとは対照的です。という…

in the endは「結果」や「結末」、つまりendに重点を置いた言い方だと考えればいいようです。We had a lot of trouble with our house. In the end, we decided to move out.(センター試験より抜粋)この場合も結局引っ越したということを言いたいわけです…

failには fail to function(機械などが機能しなくなる)という意味の自動詞があります。続いていたものが止まる、動かなくなる、といった感じです。「失敗する」も失敗した時点で動きが止まるーー大袈裟に言えば時間が止まるーーわけですから、failには動い…

economic recession (景気後退) economic growth (経済成長) economic condition (景気) economic theory (経済理論)などのように、純粋に経済に関することに使われるのがeconomicです。一方、economicalは「倹約的な」「無駄のない」と言う意味で使われます…

face to face は 「面と向かって」といった意味で使われます。 I have never talked to her face to face. というと「面とむかって彼女と話したことは一度もない」といった意味。 文字通り顔と顔をむかい合わせてというのでface to faceとなりますが、one on…

do the dishes (皿を洗う) のdoは「~をきれいにする」というような意味でしょう。do the roomだと「部屋をきれいにする」do the gardenだと「庭の手入れをする」といった具合です。この手の言い方に登場する定冠詞theは話し手、聞き手の双方に分かっている…

face the music は「自ら招いた非難をまともに受ける」といった意味ですが、米国軍隊の兵に対する処罰のやり方に由来する言い方なのだそうです。『アメリカ口語辞典』によると、有罪と決まって隊から追放されるような処罰を受ける者は居並ぶ隊員の前に立ち、…

do one's bestは「最善をつくす」というときに使われますが、bestは最上級だからdo the bestと言ったりしないのかと訊ねたところ、そんな風には言わないとのこと。もし言うとしたら、do the best I canのような言い方になるそうです。定冠詞+最上級とならな…

自ら進んでやるというよりも、頼まれたらやりましょう、といった消極的な意味合いを持つのがbe willing toのニュアンスのようです。「いとわない」という日本語訳が当てはまる気がします。willingはwillに由来する語ですから、意志によって選ぶ、というニュ…

収賄事件というと、賄賂を受け取った公務員とか議員が集中砲火を浴びますが、もともと悪いのは賄賂を贈った方なのであって、つまり自分の利益しか考えなかった市民なり選挙民なり企業の方なのであって、英語のcorruption(賄賂)という語にはまさにそのこと…

donate(寄付する)の語源はdoで「くれてやる」という意味だそうです。日本語の旦那とか檀家などもこのサンスックリットのdoから来ているとのこと。ちなみに、旦那はdonorがダンナになったんだそうです。さて、donateの名詞形がdonationですが、彼らはパーテ…

A drowning man will catch at a straw. (溺れる者はわらをもつかむ)ということわざで最も重要なのは、前置詞のatだと私は思います。catchは本来他動詞なので前置詞atは必要ないはずですが、前置詞atを伴っているということは、ここではcatchは自動詞として…

古代ローマでは天秤で重さを測っていたそうです。天秤で測るときは、釣り合いが取れるまで重りを外側に移動させます。「正確な」という意味のexactの語源が「外側に動かす」という意味なのはそのためです。exが「外」actは動きを意味するactですから、「外へ…

down the roadはin the futureの意味で使われます。この道の先の方ということから「この先」「今後」「そのうち」といった意味に転じたのでしょう。話し手が現在いる地点から離れていく感じなので、「将来」とか「後に」という意味として用いられるようにな…

embraceには 「抱く」という意味の他に「進んで受け入れる」という意味があります。emはinです。braceはブレスレットなどのbraceで腕のこと。「腕の中に」ということから「抱く」という意味になったのでしょう。実際に「抱く」という意味の他に「心に抱く」…

disburse (費用を支払う) の作りはdis+burseだそうです。面白いのは、burse=purse (財布) だったということです。接頭辞dis-をawayの意味にとると、「財布から離れる」ということになります。おそらく、そこから「支払う」「負担する」といった意味になった…

「約束する」はgive one’s word, 「約束を守る」はkeep one’s word,「約束を破る」はbreak one’s wordといった具合に、いずれも所有格と一緒にwordを使います。所有格を付けることで、その人が口にしたこと、つまり「契約」したこと、「約束」したこと、とい…

美人なだけに、却って鼻の下にあるほくろが目立つとか、辣腕を振るっていた政治家が女性問題で失敗するとか、「一般的には肯定的であるものが持っている否定的な側面」のことをdownsideと言います。なぜdownsideがマイナスなのかと訊ねたところ、コインを想…

cast a ballot/ vote という表現は、あたかも日本語の「投票」をそのまま英語にしたような言い方ですが、「投げる」がthrowではなく、castなのが英語らしい気がします。釣りをするとき釣り糸を投げるのがcastのイメージですから、釣り糸を投げて、魚を釣り上…

get to doは「できる」とか「~するようになる」といった意味の他に「特権あるいは特典として~することが許される」という意味があると受験参考書などには載せてあるのを目にしますが、どうも分かりづらいです。そのようなしかつめらしい説明よりも「報われ…

containというと「含む」という意味がまず浮かびますが、「阻止する」「食い止める」という意味もあります。たとえば、ビニール袋に食料品が入っているとします。This plastic bag contains groceries.でしょうが、食料品を一杯に詰め込むと袋は中の物を抑え…

by leaps and bounds のleapは「跳ぶ」boundは「跳ねる」ということから「飛び跳ねるように」といった感じでしょう。日本語の「飛躍的に」の「飛躍」とか「とんとん拍子に」の「とんとん」とも通じるものがありそうです。leaps and boundsと複数形になるのは…