2019-08-01から1ヶ月間の記事一覧

spoil には「台なしにする」という意味の他に「人を大事にする」という意味があります。親切にして大事にしているうちに駄目にしてしまう、ということなのでしょうか。いずれにせよ、「行き過ぎ」に言及するのがspoilだと考えればいいのではないかと思います…

split one’s sides :「腹をかかえて笑う」「笑いころげる」といった意味で使われます。文字通り、わき腹が裂けるほど笑うということから出来た慣用表現だそうですが、sidesと複数になっているのが面白いと思いました。laugh one's head offは頭ですが、こち…

play down という成句は「ひとや物事を軽く扱う」「真剣に取り組まない」といったニュアンスで使われます。 downは謙虚になるとか丁重になるといった意味合いもありますが、ここでは look down on(見下す)のdown に近いのではないかと思います。playには「…

spin-off(s) :「副産物、副次的効果」といった意味。たとえば、惑星がある星に衝突すると、回転(spin)しながら四方に砕けて散って(off)いく。それが衝突でできた副産物。そんなイメージで捉えればよい、と説明してくれたアメリカ人のALTがいましたが、実…

spike :「急上昇する」の他に「無効にする」などの意味があります。急上昇する場合には、靴のスパイクの山型の⋀からイメージすれば分かりやすいかもしれません。先がとがっていることから急激に増える、というわけです。Divorce spiked in Japan this year. …

spectrum :「スペクトル」の他に「範囲」という意味で使われることがあります。語根のspec-は「よく見る」という意味。spectrumは「目を閉じた後でも見えるもの」という意味から「残像」などの意味になったりしますが、見えるものの範囲という意味から「全範…

speculate :「推測する」根拠や知識なしにあれこれ思いをこらすことがspeculateのニュアンスです。ああじゃないかな、こうじゃないかなとあれこれ推測するというわけです。語根のspec-は「よく見る」ことを意味します。たとえば、respect (尊敬する) は、ふ…

speak well of~ :昨日触れましたが「~をほめる」という意味。 speak highly of~と同じ意味ですが、人のすばらしい点について述べる場合に用いられるようです。speakとは「言葉を駆使する」というのが原義。この成句にもそのニュアンスが出ています。ペテン…

speak highly of~ ;「~をほめる」「~を絶賛する」という意味。highlyはhighから派生した語ですが実際に物が「高く」という位置を表すことはなく、比喩的に転じて「非常に」「大いに」というveryの意味しかありません。同意表現にspeak well of~があります…

rub ~ the wrong way : 人に不快感を与えたり、神経をさかなでしたりする時に用いる表現。宝石などを磨くときときには一定の方向に磨きます。逆に磨いたりすると傷がついたりするからでしょう。そんなことから神経を逆なでする意味でrub ~ the wrong wayとい…

break outの名詞形がoutbreakです。break outは戦争、喧嘩、病気などありがたくないものが突然起こる場合に用いられます。前置詞outは「出現」のoutと言われるものでしょう。そのoutが「壊す」の他に「突然変化する」「いっそう悪化する」という意味をもつbr…

retrieve 「検索する」「情報を引き出す」という意味があります。犬のレトリーバーが投げた物をくわえて戻ってくるように、ネット上から情報を取り出して、あるいは探し出して、持ってくるといったイメージで捉えればいいでしょう。The surfers often compla…

sooner or later 「遅かれ早かれ」 ひょっとすると長くかかるかもしれないけれどそのうちというニュアンスがあるそうです。 日本語は「遅かれ早かれ」と言いますが、だからといってlater or soonerとはなりません。不思議です。Sooner or later she would be…

rivalは日本語にもなっている語ですが、 「同じ目標や目的を競い合う競争相手」といった感じでしょう。語源的には、riverから派生した語だそうです。同じ川を使用している者同士とか、川を挟んで暮らす人といった意味が原義。水をめぐる争いは昔からあったの…

plowは「畑を耕す」とか「掘り起こす」とか、あるいは「除雪をする」といった意味で使われますが、前置詞intoを伴ってplow intoとなると「衝突する」という意味になります。英英には、To crash into something with great force.とありました。畑を耕すのは…

たとえば、「10年のスパンで考えよう」などと私たちは言いますが、この場合、10年という幅といった意味合いで私たちは「スパン」という語を使っていると思います。つまり「スパン」という日本語は「広がる」あるいは「及ぶ」時間の意味で使っている。ところ…

result from & result in : result fromは「~の結果として生じる」つまり、結果としてもたらされるという受け身の意味合いになります。The success resulted from your efforts.(その成功は君の努力の成果だ)(西南学院大)この文の場合、成功は努力によ…

sophisticated というと「洗練された」という意味が第一に浮かびます。たとえば、a sophisticated manというと立居振舞というかマナーが洗練されているひとを指したりしますが、それだけではなく、身につけているハンカチとか時計といった小物の趣味もいいと…

look into ~は look overと同じく「~を調べる」という意味ですが、look over は新聞とか書類とか最初から終わりまで一つ一つくまなく見る感じだそうです。You must look over the contract before you sign it. (あなたは契約にサインする前にそれを調べな…

somewhere down the road「将来」という意味で使われます。somewhereは明らかに場所を示す語です。それがなぜin the futureのような時間を表す語に使われるのか訊ねたところ、道を時間と考えてその道(時間)のある場所(時)でという意味から「これから先」…

I am happy as long as my family is happy. (家族さえ幸せなら、ぼくは幸せだ) この場合「ぼくが幸せである」ためには、「家族が幸せ」でなければならないというわけです。自分の幸せの条件は家族の幸せにあると言い換えてもいいでしょう。このas long as S…