2018-01-01から1年間の記事一覧

nit-picking 「つまらないことにこだわる」といった感じでしょう。人の頭からシラミの卵を取る (pick nits)からできた合成語だと思います。シラミの卵はとても小さく髪の毛に強くくっ付いているので、nitpickingをする時には髪の毛を一本一本見て、爪で卵を…

now (that ) S+V... は「もう~だから~すべきだ」といった意味合いで使われます。now を使うのだから、時制は現在形だけだろうと思いがちですが、そうとも限りません。ただし、now that~ は常に「今」を含んでいる状況というか、「今」を意識して述べる場合…

now (that ) S+V... は「もう~だから~すべきだ」といった意味合いで使われます。now を使うのだから、時制は現在形だけだろうと思いがちですが、そうとも限りません。ただし、now that~ は常に「今」を含んでいる状況というか、「今」を意識して述べる場合…

The drama was nothing to write home about. は「その劇はたいしたことなかったよ」といった意味になります。 aboutが後ろに残る(文法では後置前置詞と言ったりします)のが特徴的です。もちろんabout the dramaとaboutは主語(ここではThe drama)に戻ってか…

normは「標準」とか「規範」といった意味で使われますが、日本語で「ノルマ」というと、一定期間中に割り当てられた作業のような意味で使われたりするので誤解しやすい単語のひとつではないかと思います。normはcapenter's square (矩尺)が語源のようですが…

takeの基本的な意味は「物、人に手を置く」ということです。そこから「物や人をつかんで運ぶ」という風に発展します。つかむものが困難なことだったりすると、take onとonを伴って、人が困難や責任をつかんで運ぶということから「特に困難な仕事や責任の重い…

“You are coming with us to the beach on Sunday, aren't you?”“I'm really sorry, but I won't be able to (___) it after all.” センターに出題された問題ですが、「間に合う」とか「都合をつける」という意味のmake itを入れればいいでしょう。make itは…

manage to do ~ は「どうにか~する」といった意味。manageは「手を使って馬をあやつる」が原義のようです。manは「手」のことで、手綱を操作するというのが語源です。manual(手引き書)とか、一時期はやったmanifest(手で触ってはっきりすることから)とか、m…

I sat next to my friend.だと「友達の隣に坐った」となりますが、I bought it for next to nothing.というと「私はそれをほとんどただ同然で買った」(中央大)といった意味になります。このようにnext toは「~の隣に」という意味と否定語を伴って「ほとん…

net は「網」とか「ネット」という意味の名詞の他に「正味の」という形容詞がありますが、語源を調べてみると、どうも網のnetと形容詞のnetとは関係のない別々の語のようです。形容詞のnetはneat (きちんとした) と関係の深い語ということもあって、まざりも…

in styleという句は 「流行して」(in fashion)という意味のほかに「堂々と」とか「立派に」といった意味があってわかりづらい句のひとつです。This type of jacket isn’t in style anymore.というと、このコート(ジャケット)はもう流行っていない、といった…

moon は the moonといえばいつも見えている「月」ですが、そのほかに「惑星の衛星」という意味で使われることがあります。ですから、「月」はthe earth’s moonということでもあります。木星の惑星は、the moons of Jupiter と複数形になります。 エウロパと…

ときどきどうでもいいようなところにひっかかることがあります。「爪切り」もそのひとつです。「爪切り」ですから、nail cutterでよさそうですが、nail clippersと英語では言います。なぜ羊の毛を刈るはさみが「爪切り」に登場するのかずっと腑に落ちません…

peaceの語根はpakで、土を平たく打ち固めるという意味だそうです。それがpac になり、aとcの間にeが入り込んだのがpeaceだとのこと。ところで、農民のpeasantにもpeaが入っています。土をうち固める、土をならすのが農民の仕事だったからでしょう。さらにpac…

go out of one's way to do...(わざわざ...する)の wayは「やり方」の意味で、wayに定冠詞や所有格をつけることで具体的なやり方、いつもやっている自分のやり方という風に捉えればいいと思います。「自分が普段やっているやり方から外へ出てまでして~し…

short listは「最終候補者リスト」といった意味が英和には載っていますが、英英を覗いてみると、仕事や賞などに最もふさわしいと判断された少数の人びとで、その中から適任者なり受賞者なりが選ばれる、といったような説明が載っていました。なぜshortが使わ…

nest egg は「へそくり」と訳されたりしますが、「将来のための貯蓄」の意味で、英英には、a sum of money kept as a reserveのように説明されたりしていますから、密かに蓄えるとか、隠してお金をとっておくといった意味合いはないように思われます。直訳す…

引き続きneedについて書きます。You needn't have come in such a hurry. (そんなに急いで来なくてもよかったのに) この文は「急いで来た」という過去の行動を「必要なかったのに」と「今」指摘しているわけです。この場合、needを動詞にして、You don't nee…

need O to do は「Oにぜひ~してほしい」といった意味で使われます。needというと動詞か助動詞かで問題になりがちですが、Cambridgeにはto want something very muchとありますから、wantよりも強い意味でneedが使われると考えてよさそうです。「ぜひ必要だ…

liableとresponsibleは紛らわしいということもあって、「責任がある」という場合には今までresponsibleで済ませてきました。先日、改めてliableを英和でひいてみると「損害などに法的責任がある」と記載されています。法律に疎いので、法的責任って具体的に…

map out は「地図を描く」という意味のほかに「細かい計画を立てる」という意味があります。ここでのmapは「地図」という名詞ではなく、「地図を描く」という意味の動詞。outはclean out (すっかり掃除する)などに出てくる、「完全に」とか「徹底的に」とい…

mistake A for B (AをBと間違える)は簡単にいえば、思い違いをすることと捉えればいいと思います。何らかの行動に出た結果思い違いだったとわかったというような場合に使われることが多いようです。たとえば強盗だと思って捕まえようとしたら実は強盗ではな…

look to doの形で、「これから~しようとする」「~しようと思っている」といった意味合いで使われます。教科書や入試問題でほとんど取り上げられていないような気がするのですが、どうしてなのか分かりません。He looked to boldly change his American pat…

neck and neck 「互角に」といった感じ。直訳すると「首と首」という意味で、なんのことだか分かりにくいですが、この成句は競馬から生れたものだそうです。競り合ったレースでは馬の首と首が並んでいることからneck and neckという表現が出てきたのだろうと…

long since 「ずっと前から」「とっくに」といった感じ。long agoと区別して考えた方がいいと思います。long sinceはあくまで現在に関係していて、long agoは過去に関係しています。従って、long sinceは現在完了形と一緒に使われることが多いようです。現在…

mood はthe way you feel at a particular time とあります。特別な時に感じる気分、雰囲気。日本語でも「独特のムードがある」などと使ったりします。おそらくmindと何らかの関連があるのでしょう。そう思って、語源を調べたところ、frame of mindと説明書…

name ~ after... 「...の名をとって~と名付ける」たとえば、The boy was named after Lincoln.(その少年はリンカーンにちなんで名前をつけられた) という場合、その少年は当然リンカーン大統領の後に生まれたわけですからafterになるわけです。人名だけでな…

make one's way 「(苦労して)進む」 makeは事物を別の形にするというのが原義です。そこで「物を作る」という働きから、人が何らかの行動を起して結果を出す(作る)といった意味に発展します。one’s wayはfeel one's way(手さぐりで進む), fight one's way(…

vocal といえば歌手の「ボーカル」の意味でわたしたちは普通使いますが、「自由に意見を述べる」―Cambridgeにはoften expressing opinions and complaints in speechとありますから、不平不満を述べる意味合もあるようです―といった意味があります。喉を通っ…

move inとmove toは使い分けた方がよさそうです。move in は狭い場所、というか、具体的な場所に引っ越すような場合に使えばいいと思います。I can’t wait to move in to the new apartment.というと「新しいアパートに引っ越すのが待ちどおしい」といった感…