peruse は「精読する。熟読する」 といった意味。こなれた日本語でいえば「じっくり目を通す」といったところでしょうか。perはperfectで「完全に」それにuseがついたもので、「完全に使い切る」というのが原義。発音はパユーズではなくパルーズ[pərúːz]といった感じ。完全に擦り切れるまで本を使うというような意味から「じっくり読む」「丹念に読み通す」といった意味に発展したのでしょう。He took the letter and perused it. (彼は手紙を手に取って、じっくり目を通した) Please peruse this file at your leisure. (暇なときにこのファイルをじっくり読んでください) I spent the weekend perusing Dangling Man. (ぼくは『宙ぶらりんの男』を読んで終末を過ごした) ちなみに『宙ぶらりんの男』はソールベロー(Saul Bellow)の作品です。Bellowの作品ではThe Victim(『犠牲者』)が個人的には一番好きです。暇なときに(at your leisure)精読して(peruse)みてはどうですか。なお、名詞形はperusal(熟読)となります。arrivalと同じ語尾の名詞形です。They wanted copies of the will faxed over for their perusal. (彼らは遺書を熟読できるようにそのコピーをファックスで送って欲しかった)