美人なだけに、却って鼻の下にあるほくろが目立つとか、辣腕を振るっていた政治家が女性問題で失敗するとか、「一般的には肯定的であるものが持っている否定的な側面」のことをdownsideと言います。なぜdownsideがマイナスなのかと訊ねたところ、コインを想像すればいいとのこと。サッカー、ラグビークリケットなどトスで先行を決めますが、そのとき、裏が出れば、マイナスだと彼らは考えるようです。なるほどコインには表と裏がありますから、コインをイメージすれば、二面性というか、ある人なり物事なりの肯定的な面と否定的な面に言及するdownsideのニュアンスがとらえやすいかもしれません。何か失敗したときに、Don’t let it get you down. (落ち込まないで) と言ったりしますが、だめにするとか壊すとかがっかりするといったニュアンスのdownがdownsideに含まれているような気もします。The downside of the plan is the cost. (いい案だが、欠点はコストだな) The downside of owning your own business is working very long hours. (自営業のマイナス面は労働時間がとても長いことだ)