saveは「消費しないでとっておく」が原義。saveにexceptやbutの意味があるのはそのためでしょう。たとえば、ある家畜を食べないでとっておくとします。取って置かれた家畜は食べられないですんだ、つまり「救われた」わけです。そういう考え方からsaveには「とっておく」「貯える」「節約する」という意味の他に「救う」という意味があるのでしょう。We managed to save some of the documents from the fire. (火事で焼けそうだった書類の一部をなんとか救うことができた)この文のようにsave A from Bの形をとって「AをBから救う」となります。fromは分離でしょう。簡単にいえば、「Aの安全を確保する」といったニュアンス。saveと紛らわしい語にrescueがありますが、こちらは救助することを意味し、差し迫った危険や禍いから救うといったニュアンス。The dog rescued [saved] a child from drowning.(その犬は子どもがおぼれているところを助けた)なお危険や損害から守る場合はprotect A from Bを用いればいいでしょう。Bulletproof masks and vests protect police officers from bullets. (防弾マスクや防弾チョッキが警官を銃弾から守っている) 無謀な車から身を守るのはprotectです。子どもたちが道路や路地裏で安心して遊べるような国にならないものでしょうかね。