ten to one : 「十中八九」 日本語の「十中八九」は80%か90%との確率といった感じでしょうが、賭事とはあまり関係のない言い方です。しかし、ten to oneの方は、賭け事で「十対一」というところから派生したそうです。もし違っていたらみんなひとり一人(each one)に 10ドル(ten) 払う、ということから出来たんじゃないかと由来を語ってくれたALTがいましたが、面白いと思いました。前置詞toは比較のtoで「一に対して十の確率で」ということでしょう。この手の表現は「価値のあるもの」対「価値のないもの」という対比で使われることが多いようです。たとえば、 dollars to doughnutsなどもそうです。Ten to one he will win the first prize.(十中八九、彼は一等賞をもらうだろう)(関西学院)I’ll bet you dollars to doughnuts there’ll be a recession before the end of the year. (きっと年の瀬の前に不況が来るよ)(アメリカ口語辞典) なお、さらに強めたければa hundred to oneとかa thousand to oneなどと言えばいいでしょう。