stumbleは「つまずく」という意味ですが、人にばったり会ったり、 偶然何かを発見したりする場合にstumble acrossが使われることがあります。英英にはto find something or someone, usually by accident. と説明されていますが、かなりdramaticなものに使われると考えればよさそうです。acrossはrun acrossとかcome acrossなどに見受けられる、偶然を意味するようなときに出てくるacrossでしょう。A Chinese paleontologist stumbled across a tail of a 99-million-year-old dinosaur. (ある中国人古生物学者が9900年前の恐竜の尻尾を偶然発見した) この場合、この発見は劇的なものだったというわけです。

日本語でトラベルというと旅行のことを言いますが、英語のtravelは旅行というよりむしろ移動することを言います。ですから、人だけでなく列車とかバスとか飛行機などの乗り物も主語にできます。The train is traveling along the newly completed rail line. (列車は最近完成した線路を走っている)といった具合です。しかし旅行するでも、take a trip とか go on a tripなどは人が主語になるのが普通だそうです。This summer we are taking a trip to France.

gold-plated は「金メッキの」という意味ですが、「高額の」といった意味で使われることがあります。金でメッキしてあるからexpensiveということなのでしょう。金の額縁で飾ってある絵画をイメージすればいいと助言してくれたALTもいました。個人的には秀吉の金ぴかの茶室なんかをイメージしますが、どうでしょう。His deal now is believed to be gold-plated. (現在の契約額も相当な額だと考えられている) 

in addition to~はお互いに関係のあるものを付け加えるときに用いられます。toは「付加」を示すと考えればいいでしょう。add A to B (BにAを加える)というときのtoです。前置詞toは「到達点」を示しますが、出発点があって到達点があることから、「つながり」「関係」などの意味合いを含むのでしょう。「付加」の場合も何かに付いているわけですから、加えるものと加えられるものとの「つながり」が当然生じます。In addition to taking the regular tests, we have to hand in a long essay. (私たちは定期テストに加えて、長いエッセイも提出しなければならない)この文の場合、定期テストと関係のある事柄を述べていますからin addition toが使われています。これに対してお互いに直接関係のないものを付け加える場合に用いられるのがbesides です。 Besides taking care of her family, she also runs a clothing store. (家族の面倒をみていることに加えて彼女は洋服屋を経営している)このように家族の面倒をみることと洋服屋を経営していることはお互いに直接関係しません。このような場合にはbesidesを用いればいいと思います。なお、additionが無冠詞なのは動詞addから出来た名詞だからでしょう。

It's time to work now. Let's get down to business. (もう仕事の時間だ。仕事に本気で取り組もう)これはかつて関西の某大学で出題された英文です。get down to~は「~に本気で取り組む」といった意味ですが、文字通り机に向かって、下を向いて(down) 一心不乱に物事に取り組んでいるイメージなのだそうです。 Now let us get down to a serious talk. (さて、本腰を入れて真面目な話をしよう)

go under は 「事業などが失敗する」「会社が倒産する」という風な意味で使われることがあります。collapseと同じような感じです。ここでのunderはundergroundのイメージで捉えればいいのかもしれません。underを地下と考えれば、「地下に行く」つまり「死ぬ」というイメージが浮かんできますから。According to state-run media more than 50 percent have gone under, most of them small operations. (国営メディアによると、50%以上が倒産し、そのほとんどが小規模企業だということだ)(CNN)

イミテーションというと、日本語では「偽物」「模造品」という意味で使われますが (たとえばimitation diamond 「模造ダイヤ」のような意味で) imitationには「ひとの真似をすること」という意味もあります。「偽物」と「人まね」ではおおいに違う感じがしますが、「まねる」という意味のimitateから名詞になったのがimitationですから、物の真似をすれば「偽造」「模造」だし、人の真似をすれば「物まね」になるわけです。名詞の意味がかけ離れているように感じた場合には、動詞に戻って考えてみると意外と理解しやすいかもしれません。At the party last night, Peter did a fantastic imitation of a movie star with the sunglasses and everything. (昨夜のパーティで、ピーターはある映画俳優の物まねをした。サングラスやら何やら身につけて)