talk ~ into...ing 「~を説得して...させる」 talkは人に聞かせるために話しをすることで、話す人の心情や話の内容に重点が置かれます。そこから「じっくり話をする」「説得する」といった意味の他動詞として働くことがあります。その場合「変化」の前置詞intoをとると「人を説得して~させる」といった意味で使われます。説得するといっても公に説教したりするのではなく、日常的なことについていうのが普通です。We talked him into changing his mind. (私たちは彼を説得して考えを変えさせた)[=We persuaded him into changing his mind.] ところで、「説得してやめさせる」という場合もあるわけで、その場合はout ofを伴います。I talked my wife out of buying a new carpet. (私は妻を説得して新しいカーペットを買うのをやめさせた)この文でいえば、新しいカーペットを買うという考えが外へ出て買う気が萎えたというわけで、out ofなのでしょう。これもpersuadeを用いれば、I persuaded my wife out of buying a new carpet.(駒沢大)ということになります。先にも言いましたが、このセットフレイズではtalkは他動詞でtalk to~とかtalk with~のように前置詞をつけない、つまり自動詞として用いないことです。上の2文をpersuadeを用いて書き換えましたが、He was persuaded to see a counselor. (彼はカウンセラーに会うように説得された)(レクシス) といった具合にpersuadeが不定詞をとって、persuade A to doとなることもあります。この文の場合、説得されて、じゃあこれからカウンセラーに会いに行こうというので、不定詞になるわけです。いわゆる未来志向だから不定詞になると捉えればいいでしょう。