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have gotとhave gottenをどういう風に使い分ければいいのかずっと悩んでいますが、乱暴な言い方をすれば、have gotはhaveの意味で使われ、have gottenと区別されているような気がします。have to=have got toで、それをhave gotten toとは言わないのですから、完了形だけhave gottenを使うようにすればいいのではないかと思うのですが。One group of pigeons is taking to the skies to tell Londoners just how bad their air pollution has gotten. (ロンドンの大気汚染がどれくらいひどくなっているかを市民に伝えるために、ハトの一群が空へ飛び立っている) We’ll do what we have got to do. (やらなければならないことはやります)
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「もりもりもりあがる雲へあゆむ」という山頭火の句がふと浮かんでくるような雄大で力強い白い雲が出ていました。同じ雲のうたでも「おうい、雲よ」と親しげに雲に語りかける山村暮鳥の「雲」という牧歌的な詩がありますが、こちらは「雲」というタイトルがついています。山頭火にかぎらず、俳句にはタイトルをつけないようです。「古い池や」といえば芭蕉の有名な句を指しますが、そしてそれはタイトルと言ってもいいいような気がしますが、個人的には俳句にはタイトルがない。というか、五・七・五でうたったもの全体がタイトルではないかと思っています。ところで、titleというと「題名」という意味のほかに、肩書とか称号の意味があります。タイトルマッチというのもチャンピョンという肩書を取る試合ということでしょう。 job titleというと会社などの組織内での役職を指しますから、これも肩書でしょう。本のタイトル( the title of a book)も女王の称号(the title of queen) も同じtitleですから、ちょっと戸惑います。ポーの詩にThe Ravenというのがありますが、ポーはその詩にThe Ravenというtitleをつけたわけです。What is her job title? と訊かれて、She is the Vice-President. と答えれば、titleはvice-presidentになります。このようにtitleは同じ語、同じもの、相応しい人・もの、を指すととらえればいいような気がします。Time magazine revealed its highly anticipated Person of the Year. The title goes to “the silent breakers.” (タイム誌は、大いに待ち望まれていた同誌の「今年の人」を発表した。その称号は「沈黙を破った人たち」に与えられた)(CNN)ここではtitle=Person of the Yearということでしょう。なお、「沈黙を破った人たち」とはセクハラや性的暴行の体験を告白した人々を指しています。
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bygonesはthings that have gone by (過ぎ去ったこと)という説明がしてありました。そこで、let bygones be bygonesを直訳すると、「過ぎ去ったことは過ぎ去ったままにしておく」となります。このフレイズは「過去のことは水に流す」と普通訳されますが、「水に流す」は「すべてなかったことにする」といったニュアンスですから、若干違和感を感じます。letですから「なかったことにする」のではなく、そのままにしておく、つまり、そのまま残しておく、といった感じがするからです。ともあれ、この表現は、主に過去の不和とか喧嘩などに言及して使われます。 I had been in a rage when my brother refused to lend me money, but when he went bankrupt and came to me for a job, I decided to let bygones be bygones. (兄が金を貸してくれなかったとき、私はすごく憤慨した。しかし、その兄が倒産し私のところに職を求めて来たときには、過去のことは水に流すことにした)(アメリカ口語辞典)
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get your feet wet は「何か新しいことを始める」といったニュアンスで使われるセットフレイズです。子どもにとって海や川で泳ぐのは新しい世界へ入ることだからなんだそうです。海水浴では、まず足先を海水につける。そして、その後はもう泳ぐしかないので、足を濡らす、つまり新しいことを始める、といったイメージで捉えたらいいかもしれません。Skating is not hard at all once you get your feet wet. (いったん始めたらスケートなんてちっとも難しくないよ)
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go into effectは 「発効する」「実施される」という意味で用いられます。「出発する」のgoと考えればいいでしょう。effectは「効力」といった意味。The law will go into effect next year. というと「この法律は来年発効する」となります。ところが、「この薬はすぐに効いた」という場合、This medicine had an immediate effect.となり、不定冠詞a(an) がつきます。おそらく動詞がhaveということとeffectに形容詞がついているから不定冠詞がつくと考えらえます。しかし、go into effectの場合には冠詞はつきません。なぜかとアメリカ人のALTに訊ねたところ、この意味の場合、effectに動詞的要素が強く働くからなのだそうです。goよりもeffectの方が意味的には動詞の役割をはたしているというわけです。まあ、そういうことなのでしょう。なお、come into effectとは、微妙に違うそうですが、私たちは同じだと考えていいような気がします。The ban goes into effect next March. (この禁止条例は来年3月に施行される予定だ) When did this rule come into effect? (このルールはいつ実施されたの)このように、come into effectは過去形で使われることが多いとのこと。普通はgo into effectを使うのだそうです。
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When you dislike others, you are disliked by them in turn.(他人を嫌うと、代わりに次は自分が他人に嫌われることになる)(関西(かんせい)学院(がくいん)大)このようにin turnは、「今度は」といった意味ですが、一度悪いことを言ったら、それが返ってくるわけですから単数扱いになります。1つに対して1つ返ってくるという発想です。Frustration can be revealed in your manners. It can produce a short temper which in turn produces bad manners. (欲求不満がその作法に現れることがある。欲求不満が怒りとなり、その怒りが今度は不作法を生む)(青学)類似表現のin one's turnは順番などで「今度は」という意味で用いられます。誰の番かをはっきりさせなければ分からなくなるので所有格がつくのでしょう。Now, it's your turn. (今度は君の番だ) なお、by turnsとなると「交互に」という意味になります。この場合turnsは相互複数でしょう。byはone by oneなどの「~ずつ」を示す前置詞と考えればいいと思います。We rowed by turns. (私たちは順番に交替して漕いだ)
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ときどき見かける語で、気になる語にpitchがあります。日本語ではピッチャーとかピッチングなど、もっぱら野球用語として使われている語です。辞書によっては「セールスマンなどの強引な売り込み」と名詞だけしか載せていないものもありますが、「商品を売り込む」という意味の動詞もあります。商業用語なのかと訊ねたところ、そうでもなく、普段日常でも「自分の考えを伝える」といった意味合いで使われるそうです。相手に向かって(ボールではなく)ことばを投げる、という風に転じたものと考えればいいでしょう。What sales pitch are you using? (どんな売り込み口上を使っているのですか?) She walked through this door to pitch him on their product. (彼女は彼に商品を売り込むためにこのドアを通ってやってきた) That cultural exchange is part of the sales pitch. (そうした文化交流は宣伝文句の一つです)