plausibleは「妥当な」「納得のいく」「ごもっともな」という意味です。His story seems plausible. (彼の話はもっともらしく思える) He gave us a plausible explanation.(彼はまことしやかな説明をした)  plauはapplaud (拍手する)などと同じ語根で、思わず拍手したくなるほどもっともらしいというのでしょう。 発音はプロージィブルとsは濁ります。applaudの名詞形applauseも濁りますから、その影響もあるのかもしれませんが、そこらあたりは不案内です。普通rose (ばら) のようにsが母音で囲まれると濁ります。plausibleは子音uと母音iで囲まれていますから、濁らない可能性が高いわけですが、[z]と濁ります。ともあれ、ネガティブな意味を持ちそうですが、内容が真実であっても、そうでなくても、使われるようです。一方、speciousは嘘の場合のみに使われます。語根のspec-は「見る」ことですから、「実際はちがうけれども正しく見える」というのでしょう。She told the officer a specious story about her car accident. (彼女は警官に車の事故についてもっともらしい話しをした) I have never heard of a really plausible example. 本当にそうだと思える実例を私は聞いたことがない。Multiple conspiracy theories have arisen, ranging from the plausible to the absurd. (もっともらしいものからばかばかしいものまで、数々の陰謀説が生まれた) 

  つゆ草や菜の花が咲き出しました。山村暮鳥の詩に「一面のなのはな」というのがありますが、菜の花は群生するのですね。