release 「製品などを発売[発表]する」relaxと同根語のようです。それで「ゆるめる」とか「放つ」といった意味合があるのだろうと思いますが、はっきりしたことは分かりません。「公に放つ」ということから「発売する」とか「発売する」といった意味になったのかもしれません。Montblanc released the most expensive pen ever made. (モンブランが史上最高値のペンを発売した) 同じ「発売する」でもsellはお金と交換することを意味します。一方、releaseは市場に出すといった感じです。It’s also this time of the year again for the annual release of the famous wine. (今年もまた恒例のあの有名なワインの解禁の時期となった)

 土手径でもんしろちょうと出会いました。spring has come、と現在完了にするのは、「おや!」あるいは「あっ!」と季節を振り返るからでしょう。そして、寒い季節が終わって暖かくなることを願ったから「来る」となるのでしょう。春は来ません。暖かくなって花が咲き、蝶が飛び回れるようになっただけです。花といえば、桜の開花宣言のニュースをやっていました。平年よりも5日早く東京では桜が開花したそうです。が、桜は桜の都合で咲きたいときに咲いたはず。ことばはどこまでも人間の勝手・都合・思惑等々でできるものだとつくづく思ったりしました。