「医者に診てもらう」という表現は、I’ll go to see a doctorやI’ll go and see a doctor.と不定詞やandを使った言い方はまれになって、I’ll go see a doctor. とgo 原形(come 原形もそうですが)の形が今では普通になっているようです。といっても、三人称が主語の場合にはそういう現象は起こりません。つまりHe goes see a doctor.とはならないで、He goes to see a doctor.のようにしっかりとto付き不定詞で使われます。ところが、三人称が主語でも未来形になると、He will go see a doctor.となってtoが消えてしまいます。どうもgo seeで一つの動詞のようになっているようです。ですから、goesとなると、go seeが崩れてしまうので、元に戻ってgoes to seeとなるのでしょう。この現象の背景には[z]の音が関係しているのかもしれません。Let me go ask the clerk if I can take that car for a spin. (ちょっとその車に乗って一回りしてもいいか店の人に聞いてくるよ)