料理の好きなひとが、I also use fresh herbs quite a bit (わたしは生のハーブもふんだんにつかいます)というのを聞いてquite a bitは口語調なのだと気づいたことがあります。quite a bitを直訳すれば、「相当少ない」となりますが、実はこのように「多い」ことを言います。少ないなりにも多い、とでも考えればいいのかもしれません。いずれにしても、quite a~となるとなぜか数や量が増えます。quite a few も「かなり多くの」という意味で使われます。直訳すると「まったく少ない」の意味であるのに、なぜかquite a lot (かなり多くの) の意味になります。いわゆる、曲言法と言われるものでしょう。日本語でも「つまらないものですが」といって、つまらなくないものを贈ったりします。quiteには、なんだかそんな気持ちが入る感じがします。つまり、bitとかfewの意味をquiteが反対側に曲げてしまうのでしょう。たぶん。Quite a few students are absent today.(かなり多くの生徒が今日は欠席している)(中央) ちなみに、ペンシルバニアにいた頃、quite a little snowと言われて普通のシューズで外へ出たところ、大変な思いをした経験があります。Cf. We have to memorize quite a lot. (私たちはかなりたくさん覚えなければなりません) He knows quite a bit about architecture. (彼は建築についてかなり知識がある)